新年度が始まり、少しずつ学年やグループの流れを作っているところだと思います。
基本的なところをおさえた教材、前年度使っていたもの、それらを駆使して、今の児童生徒に合ったものか、今の教職員メンバーの教育観や指導のねらいにあったものか試していきます。
【学習環境の構築】
これで決定!というものを早急に構築しなくていいと思います。
これやってみたら少しよくなるかな?
これだと〇〇さんが分かりにくいみたいだ。
そんな気づきを形にしていけばいいのです。
スモールステップの改善や工夫、試行錯誤の案を出すことは誰にでもできることです。
1年間、誰かに指示を出されるばかりで過ぎる、そんなことは避けたいですね。
是非、あーだ、こーだ言い合って学習環境を整えていきましょう。
【あれ?これ誰の?】
教室の環境を変えたり、整理整頓したりしている間に、「あれ?これ誰の?」というものがでてきます。たとえば、無記名の市販のCDや教材(おもちゃ)などがあり、所有者は誰か、学校のものか、分からないものが出てきます。
とりあえず、あった教室に置いておくのですが、そのうちに誰かが借りて持っていくなどして、無所属アイテムになっていきます。教員は以前のブログで書いたように、予算でなく自分の財布からお金を出して教材を買うことがあります。
個人の所有権を放棄したものなら、次に誰が持って行ってもいいのですが、これが予算から購入された学校のものだと窃盗になってしまいます。
そうなるのが嫌なのか、あったものをそのまま教室で使うか、各学部の教材庫に入れるといったケースが多いと感じます。このような、急には使わない、誰の物か分からない、どの部署の管轄だったものか不明、そんな忖度と遠慮と無責任のかたまりが教材庫を乱雑にしていくのです。
【どうすればいいの?】
公費で買ったものは、テプラなどで「年度と所属」を表記する。
私物は所有者が持っていくか、誰にあげるか明らかにする。
これが守られれば、正体不明の物品があふれることは無くなります。
前回は「381)教員の老後の準備」でした。