先日、児童生徒の実態について確認する会議を行いました。
役割や立ち位置の違いもあるのでしょうが、教員ごとに見方が違うのが面白いと感じました。
しかし、「みんな違ってみんないい」というものではないと思い、話している内容から、担任としての力量がはかれないかな?と考えていました。
観点の多さ…かな?と思ってみましたが、議題によっては色々知っていればいいというものではなく、話題に合った情報を適切に選び出して、列挙できるほうがいいので、これは違うなと思いました。
(が、これ知ってる、これも知ってる、と児童生徒の情報自慢でマウントしたがる人はいます)
何かないのかなーと考えながら聞いていると、ありました。
それをもとに、格付けをしてみました。
【何を大事に考えて、情報を整理しているか】
児童生徒とかかわる時間が長ければ長いほど、いろいろな場面に遭遇することになります。
見えているものは、その日たまたま見られることなのか、特に珍しいこともない日常なのか判断できるでしょう。見えているものは、一緒にいる教職員によって違うのか同じなのか判断できるでしょう。
しかし、肝心なのはそれからで、見たこと、聞いたこと、それらをまとめてどうするかです。
ちょっと低位のものから高次のものへと並べてみました。
①「これはできる」、「これはできない」、「こんな傾向がある」とまず情報を並べることができる
②子どもについて見えてくる、「なぜ」を検証できる。
③この子は、こんな子です、と要点をおさえて説明できる。
④いま、どうすることが大事か把握できる。
⑤将来こうなるのでは、と予測のもとに今を調整できる。
番外:ルーティンワーク主体で、情報を集めることや整理することとは無縁
①の方が結構多くて、③④までくる担任は2割~3割くらい、⑤までいける教員は1割未満という印象をもっています。医学的知識・情報を取り込むことができないと、③以降はまず無理だと思います。
【今回のケース会はどうだったか】
しでも発言した先生を分類すると、③②①が1人ずつでした。
私は一部について⑤までいけましたが、情報の量が足りないのと。検証ができていないので①~④がまだ十分でないなぁと感じました。