私は特別支援学校の教員(担任)をしていますが、今度子どもの摂食指導のために言語聴覚士の方がご指導に来られるそうです。
正直なところ、今回は気持ち的に「面倒くさい」と思っています。
【それぞれの立場について】
①担任(私):複数の子どもを1人で見ていることがあります。
・子どもの持ち物について、保護者から指定された通りに配慮する必要があり、安易にレギュラーメンバーでない教職員に委ねられない。
・同性介助に関する配慮があるため、特定の場面ではメインで指導にあたっている。
・次の授業の準備、授業に向けた動き方を考え、介助員さんなどに伝達する必要がある。
指導は多面的で、継続的、心身ともに疲労感があります。
どうしても外せない指導なら考えるが、「こうしたほうがいい」程度のことは負担感が強いので、勘弁して欲しいと思っています。
②コーディネーター:とにかく、うまく担任と専門家をつなげたい。
・事前に今の状況を確認する。自分なりの意見をもったほうが良いということだと思います。
・今の指導の状況について、口頭で確認。
前の担任の先生に伝えて、やっていたことが継続されているか、など確認しにきました。
正直、伝え聞いたやり方について、嫌がるこどもに対して、そうまでしてやんなきゃないこと?と思っています。話を聞きながら、なんだか責められているような雰囲気になりました。「こういう目的があってやってきたんです、分かりますか?」みたいな。
ごめん、それはそこまでする価値があるとは思えないの…。
③専門家:時給できており、専門家としての意見を出し、提案することが仕事。
・担任が言うことを聞くか聞かないかは別問題で、自分の専門性を披露しにきます。
・短時間で勝負するので、対話はほぼなく、一方的に話すことが多いです。
自分の専門性を「ハイ」と受け入れない担任は無能、または協力的でないと考えがち。
【テンション下がる…】
どうも、今回来て頂いても、生産性のある話はできなさそうです。
話をしても、これ以上ルーティンを増やしたくないと思っています。
以前のブログで書いた「忙しいので、できません」の担任と同じような状況です。もちろん、忙しいは主観であって、同じ仕事でも難しいと思う人はいますし、反対にやればできるじゃん、と思う人もいます。
なんというか、担任として場面ごとに、「何について、どれだけ求めるか」、「この時間はどんな位置づけだと思っているか」はあるので、その点は確認して欲しいと思います。
https://magomago1.org/419doyoubelieveyoursenceofspecialeducationteacher202106/
前回は、「419)特別支援学校 指導要領か、専門家的なセンスか」でした。