担任の先生より 雑記帳

457)特別支援学校 教員の年金計算

最近、年をとったらどうしようかな…と悩むことがあり、年金のことについて調べました

特別支援学校の教員も、退職すればただの人、特別なことはありません。

ただ、個人的にですが感じているのは医療や介護、教育や保育は社会的なニーズがあるので、これらのうちどれかに関わって仕事をするなら、食いっぱぐれることはないと思っています。(ただし、高齢になるとキツいことも)

年金について、計算式があるらしいですが、ちょっと面倒くさい…。
なので、2回分の年金定期便で、なんとかならないかと考えました。
2019年⇒2020年の差、これが毎年おおまかにあがる年金額ということで、経年的変化が追えるかな、ということです。

【ひろった年金に関する情報】
・自分の年代だと、もらいはじめ基準は65歳から。

・年金は申請しないと支給されず、開始時期を決めたら変更できない。

・年金には基礎年金(国保)と、厚生年金(2階部分)がある。

・基礎年金の上限は年78万1700円らしい。(繰り下げの割り増しはアリ)

・平均の年金支給額は15万円前後らしい。

・繰り上げると年金がちょっとずつ少なくなる。(障害に関する福祉が受けられなくなる)

・繰り下げると1年で年金が8.4%分増額される。

・年金の年額を211万未満におさえると、住民税などの優遇があるらしい。

・年金もらいはじめて、厚生年金額と、支給年金の総額が月46万円を超えると、越えた分厚生年金がカットされる。

・月46万円をこえまくって、年金がカットされると、その分の繰り下げ増額分も掛け算で計算するので消滅する。(0に何をかけても、ゼロ)、ただし厚生年金をかけて働くと、その分の増額はある。

・厚生年金に加入できるのは70歳まで。(働いて年金額を増やすのはここで終わり)

あと、寡婦とか何とかあるけれど、自分の家庭事情や雇用形態にマッチしない情報は切り捨てる、先々自分も制度もどうなるか分からないので、頭の片隅に置いておく、でいいと思います。

【表をつくってみた】
エクセルで、ぽちぽちと自分の年金の推移に関する表を作ってみました。

縦軸が年齢になります。
①今~60歳
②60歳~65歳
③65歳~70歳

これらを色を変えて区切りをつけました。60歳まではイーブンペースで推移し、次は年金がもらえるであろう65歳までどうするか、65歳以降は繰り下げる可能性はあるか検討する材料になるでしょう。

70歳を一区切りとしたのには理由があります。
1つめは、厚生年金は70歳でかけ終わるということで、労働によって厚生年金掛け金を出して、年金額をアップさせるのはこれで最後になります。2つめは寿命よりも健康寿命を考え、労働の比率が高い生活を自分に課すのはこれくらいで十分じゃないか、と考えたためです。

横軸はねんきん定期便の丸写しと、自分が月々の年金がどうなるか分かるように項目をつけました。

①国民年金(年間の総額、ねんきん定期便の丸写し)
②厚生年金(一般):民間企業などで働いた分はここになり、退職したのであまり金額は変わりません。
③厚生年金(共済):教員になってからの分がここです。共済年金から厚生年金に変わったりしましたが、この欄でミックスになっているんだと思います。
④国民年金(月)基礎年金について、年額でなく月あたりいくらか入力します。
⑤厚生年金(月):②と③を足して、12で割ってみました
⑥基礎年金と厚生年金を合わせて、月いくらか。(④と⑤を単純に足す)

【60歳までどうするか】
今は雇われの身で、一旦区切りとなる60歳までは昇給カーブもフラットになってくるので単純に足し算しても大丈夫だろうと思い、単純に掛け算をして60歳になったらどれくらいかを計算しました。

その結果、年金支給平均額をやや越えるくらいになりました。
やっぱり、大卒からストレートに教員になっていなかったツケがこんなところで…(汗)。

とにかく、これが再任用に頼らないで生きたときの年金額を計算する目安になります。
これでは私の感覚からすると、これでは安心できる老後は難しいと思われました。

【65歳までどうするか】
もう221万円の壁は言ってられない、できるだけ吊り上げないと苦しくなると思ったので、年金支給年齢になる65歳まで走ってみようと考えました。

ただ、再任用を希望すると、現役時代よりもかなり給料がカットされます。仕事の内容は同じで、年齢も上だから少し楽をさせてあげようよ、みたいなのは期待できないことを知っています。再任用のメリットって、何だろう?

【65歳以降】
年金が支給される年齢になります。
なんとなく計算すると、小さい会社の大卒の初任給くらいになりました。
このまま年金額を決定して、46万円をこえないように働くのもアリだと思います。

しかし、私にはやりたいことがいろいろあるので、学校教育にこだわらず、自分のしたい仕事ができたらいいなと思っています
70歳まで厚生年金も加入できそうなので、ギリギリまで年金額を吊り上げてみたいと思います。

【年金を計算してみて】
おそらく、計算の仕方がざっくり過ぎるので、ねんきん定期便がくるたびに更新することになると思います。

今回、自分の年金がどうなるか考えることによって、今から準備しなければいけないことは何か考えるきっかけになりました。人生、なるようにしかならないのですが、気づいたときが遅かったということがないよう、能力を高めたり、選択肢を増やしたりしたいものです。年金はいつからもらうか、申請しないと始まりませんし、申請したら変更がききません。その時になってバタバタしないよう、後悔しないよう準備しましょう。


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前回は「456)特別支援学校 夏休みはサビ落とし」でした。