担任の先生より

484)特別支援学校 私が定年後、非常勤教員を選びたくない訳

教員を退職したら、どうしようか考えています。
そのなかで、いろいろ考えた末に、非常勤講師(教員)は止めておこうと思いました。

いくつか選択肢を考えるなかで、非常勤講師なら授業以外のことはせず、児童生徒の支援に集中できるかも、フルタイム仕事することで蓄積する疲労感は軽減するかも、年金減額にひっかからない範囲で仕事ができるかも、とポジティブな理由を挙げて、「そうしたらいいなリスト」に入れていました。

【現場で考えてみました】
学校には、定年退職後の先輩が非常勤として働いています。
先輩(以下、Hさん)は、非常勤なので担任ではなく、決まった時間に、決まった教室に行って児童生徒の…というより、担任の先生のサブとして与えられた役割を遂行します。

Hさんは会議やケース会に出席しません
なので、共有されているであろう情報が入っていません。
そのため、込み入ったことは求められず、できる範囲、その場で伝えられる範囲の仕事をします。

【H先輩の愚痴】
「あの先生、言うことがコロコロ変わるんだよな…。」
「あの子にこんなことをしている、自分だったらこうするのにな…。」
場当たり的な対応をする先生、どうするか決めかねている先生、一緒になると、なかなか方針が定まらず、行くたびに確認しに行くことになります。

担任の先生からすると、どんな役割を担ってもらうか根回ししなければならず、児童生徒の指導と平行して指示を出さなければいけないので、結構負担かもしれません。うまく動いてくれるなら、プラスマイナスのプラスですが、そうでなければ労が多い割に益が少ないということになります。

【何がしたいんだろう】
仕事はお金を稼ぐために行くのですが、これまで自分が獲得した経験や指導力が発揮できない、創造力より忠実さが求められる、自分だけが知らない情報が多いことに疎外感や不便さを感じる、ということに耐えられるだろうか?と思ってしまいました。

また、加齢により新規学習能力は低下してきます。レギュラーメンバー程でない出勤で仕事が身に付くだろうかと心配にもなりました。

どうせだったら、もう少し安定した情報のなかで仕事できたらいいなと思います。


https://magomago1.org/483hopingeveryteachercandoandmakeupmotivation202109/
前回は「483)特別支援学校 日常生活の指導、指導目標は低いところで確実に」でした。