学校の文化 担任の先生より

518)特別支援学校 予算を出すシーズンになりました

次年度の予算を出すシーズンになりました。

今年やってきて(まだ終わっていないけど)、何が不足していたか、何があったら良かったか思い出しながら、カタログを見て書きだしていきます。

大抵、その時は「これがあったら良かったのに」と思うのですが、いざ予算を出すときになると、とんと覚えていないもので、また年度途中で思い出す、というのはあるあるです。とはいえ、前年度にあったらと思ったのは、その年に指導していた子どもたちがどうするかで考えているので、次年度も同じものが必要だと思うかは微妙なところです。

【予算担当】
いつ、どのタイミングで予算の申請(次年度に向けて、何が必要か列挙する)がスタートするかは、予算担当の教員から声がかかります。

校内の予算は、様々な部署や委員会、学部からの案をひとまとめにしていくので、誰が、どこの部署に関する予算を担当するか、どこで使う分を担当するか、明確にしておかないと抜けやブッキングが必ずでます。特に、きちんと割り振っておかなければならないのは、「みんな使うもの」、「校外学習や修学旅行など」についてです。みんな使うものだと、どこが主になって予算を出すのか決めておかないと、「誰かがやってくれるでしょ」になり、結果、誰も予算に出していなかったなんてことが起こります。

実際、年度始めにみんなが使うであろう「カードをつくるための材料」の1つが教材庫になく、予算も申請していなくて大変だったことがあります。その時は、教員が密かに自分でストックしてあったものを出してきたり、教員自腹で用意したりで乗り切りました。(私は前者でした)

そもそも、教材庫にあるものがどれだけで、予算で確保しているものがどれだけか、どの教員がどれだけ使うかなんて想定していません。そのため、ある教員がバカバカ使ったりすると、後には何も残らないという事態もあります。そのため、密かに教材を確保することは、生活の知恵です。

A学校では余るほどあるので、どこの学校もあるだろう、と思ってB学校に異動したら、まったくなかったということもあります。予算の執行の仕方、どんな学習を推奨するか、学校によって文化や傾向が違うのです。

【校外学習など】
校外学習の予算は、まず前年度に行った予算執行の内容を確認する、次年度に入学や進級するであろう人数に変更する、が基本です。人数が明確でなくても、そこは未定で分からないところですから、想定されるおおまかな人数でとっておき、次年度が始まってから調整すればOKです。

次に、入場料などの変更がないか、予算申請時点での値段を調べて確認します。