学校の文化 担任の先生より

558)特別支援学校 終業式を迎えました

やっとなのか、もうなのか、とにかく終業式を終えました。
この終業式ですが、都道府県ごとに、学校ごとに微妙に日が違うようです。

え?もう明日で終わりなの?最終日に給食ある?え?あるの?
など、その日の流れも学校ごとに違うようです。

終業式の開催方法もコロナウィルスのために、変化と状況に応じた対応が求められるため、これも学校ごとに違っているようです。各教室で放送を聞くだけ、体育館に集合するが一同に会するのではなく分散で、歌は放送で流すので歌わない、などです。各学校の判断は、それぞれの学校内で実施案が発行されるので、それにのって行うだけです。

【儀式的行事の前】
登校後の荷物の整理、排せつ介助、朝の会は基本コースとして、終業式までにどれだけ時間があるかによって、過ごし方が変わります。

40分くらい間が空くと、教員も子どもも時間を持て余してしまいますし、「待てない」子どもにとっては苦痛を伴う待ちになってしまいます。空白の時間にどのような活動をいれるのか?それは教員集団か、構成員の力量に委ねられることになります。

①ビデオをみる(学期内の行事の様子か、名作映画にするかによって見せ方はちょっと違う)
②学期の振り返りをする。
③教員の得意なことを披露する。
④本の読み聞かせ
⑤集団ゲーム
⑥やっぱり個別課題で待つ

などがあります。

何をするか、どこまで許すかは、教員集団の価値観や、指導観も影響します。

とにかく気持ちを落ち着けて儀式的行事に向かわせたい教員もいれば、少しの時間でも学期最後なんだし活動の時間をという教員もいます。子どもの体調管理を考えて、ここは動かず待たせたい教員もいます。

事前に根回しか、話し合いで準備ができていれば、その通り進めればよいのです。

しかし、儀式的行事(終業式など)にかかわらず、空白の時間ができるのは珍しいことではありません。不意な場合にも、慌てず対応するには教員と子どもの実態の把握と、教員集団の特性の把握が欠かせません。それができていれば、できる人がやる、その代わりにその他の人はこれをする、と自動的に組織的対応にシフトすることができます。