担任の先生より

559)特別支援学校 冬休みに入りました。出勤して何する?

年末、冬休みに入りました
終業式は済みましたが、お仕事は休業日になるまで続きます。
休みをとるには年休申請が必要な訳で、紙で申請しないとズル休みになってしまいます。
分かっちゃいるけれど、出し忘れる方が毎年1~2名いらっしゃいます。(出したつもりだったんですね)

【出勤した】
どことなく人が少なくなった通勤経路、出勤した後も大人や子どもの対応に追われることなく、早くも遅くも自分のペースで考え、仕事がすすめられるので、得したような気分です。

職員室に入って、どれくらい人がいるか見まわします。
自分の周囲に50人くらいいたとして、今日きているのは5人くらいでしょうか。
空席のなかに、それぞれがぽつんと座っている感じです。

たまった書類を整理しているのかな…?
どこかの分担の仕事をやっているのかな…?

とりあえず、あんまり邪魔することなく、自分の身の回りの用事を済ませることにしました。

【何をするか】
年明けの授業のこともありますが、今は学期を終えたばかりで、頭がリフレッシュした感はありません。
授業関連はまだしないほうがいいと思い、他のことをします。

担任、学年、学部、分掌などの役割分担のなかですることは何だろう…?
職員としての仕事でやっておくことは何だろう?
その他、地域や保護者対応のなかでやっておくことはなかったかな…?

などと、やり残した仕事はなかったか、新年から年度末までの間にやらなければならない仕事は、今のうちにやっておいたほうがいいかな…?

頭のなかで検索をかけていくのですが、この作業は一年の間に何を求められるか見通しがたっていないとできない作業だなと思います。教員の仕事は、山高くあれと思えば、いくらでも高くできるものです。時々信じられないくらいに仕事量が膨らむことがありますが、日々の基本業務はカットできません。想定される山があれば事前に切り崩して、平地を歩いている間に片付けるべきです。

今日、やると決めたことは二つありました。

①職員の成果報告
この年度内に何をします、といった書類を毎年作成しています。年が明ければ作成するようにとアナウンスされるので、今のうちに作成してしまいます。学習指導をどうするか、学校経営にどのように寄与するか、といったものです。夏休み明けくらいから年末まで、どのようなことをしてきたか、思い出しながら項目を埋めていきました。文字数そのものは、それほど多くないので30分くらいで終わってしまいました。

②児童生徒の引継ぎ資料
年が明ければ、卒業学年は卒業に向けて動き始めますし、年度の締めに向かい始めます。
新次年体制に変わるのは、あっという間です。
今年度やったことを基準にして、次年度やっていく訳ですから、「子どもをどうとらえ、何が必要だと考え、一日どのように過ごしてきたか」を示す必要があると思います。

勿論、やろうと思っていたけれど、マンパワーがないので実施できなかったこともあるでしょう。それは、次年度体制が許せば検討していいことだと思うので、「こういう理由があるので、〇〇についても取り組めればと思います」と言い残せば、1つの指針になると思います。

【意外とかかった授業なし日の仕事】
時間が想定以上にかかりましたが、なんとか年明けの負荷を下げる仕事をして、退勤することができました。

新人の頃、「何を、どうする」に追われて、「どれくらいの質で、どれくらいやるか」が分からずに無我夢中で走る、「点をうつ作業」に追われます。それを抜けるには、経験的に学習するしかありません。かといって、仕事を増やし過ぎるとバーンアウトしてしまうことがあります。どんな範囲をカバーしながら、どれくらいの責任を負いつつ進むか、客観的に交通整理してくれるような身近な同僚やメンターを見つけることが大事だと思うのです。年度末を意識しながら、そんなことを思っていました。