トイレで、手洗いをしている子どもの様子を見ながら思ったことです。
泡、出し過ぎ
いつまで洗っているの?
鏡ばっかり見てないで、手を洗ったら?
他の児童生徒の手伝いばかりしていないで、トイレから出たら?
特別支援学校での様子を見たことがある人なら、あるあると思う風景だと思います。
「ちょうどいい程度」って、指導するのが難しいですね。
なので、手洗いのとき「10数えたらおしまいね」と言ったこともありますが、今年はそれが難しくて、10の数が切れたら止めるという指導は、その意味や意図が分かってこそ踏ん切りがつくものです。手洗いをすること自体に面白さや興味関心、感覚遊びが入ると何を言われようが、意に介さないことがほとんどです。
【どうする?】
給食の準備をする前に、トイレに行っておくというのがあります。
まず、トイレに行ったら手を洗うじゃないですか。
そうして、教室に戻ったら食べる前の手洗いをするじゃないですか。
トイレの後は手を洗う
食べる前に手を洗う
連続して二回手洗いすることになるんですよ、そりゃ気になります。
衛生面を考えると、場所をかえながら二回連続で手を洗うことに意味があるのだろうかと思いますよ。
じゃあ、どちらか一回でいいとしたら、どちらの手洗いをカットしますか?
【教育観】
ずっと前に、定年退職を控えたベテランの先生と組んだとき、トイレで手を洗い、食べる前に手を洗う、と連続二回、手を洗わせていました。ちょっと面倒だなぁ…と思っていましたが、今ではなんとなく分かります。
物事の始めと終わりの手続きをふんだ、それだけのことだったのかなと思います。
トイレに行き、手を洗ってハンカチで拭いたら終わり。
食べる前に手を洗い、食器を片づけて終わり。
このあたりの活動1つひとつへの解釈や考え方が指導方法の違いにつながります。
ここが、杓子定規にいかない教員間の連携プレーの難しいところです。
同じだったら強化され、違っていれば抑圧や協調がみられます。