いま、海外から介護職として働きに来ている方に向けた、プレゼンをしています(非営利)。
完成に至るまでにテーマを決め、要点をしぼり、分かる話の展開を考え、随時英語になおす、という流れですが、これが結構勉強になっています。
【海外からの介護職の方から聞いたニーズ】
障害者施設では、成人になるとベッド上と車椅子での生活メインになる方が多くいらっしゃいます。
外国から介護職として入ってきた人からすると、誰がどんな実態をもっているか分かりにくいそうです。
動ける?
動く?
骨折しない?
痛がるけれど、なんでだろう?
どうやったらいいの?
基本技術のどれが該当するのか判断できない
先輩のすることが、いちいち違う
どこまでやったらいいか分からない(仕事の段取り、丁寧さ)
【同じのようで、同じでない】
施設では、脳性麻痺をもっている方と、筋ジストロフィーをもっている方が混在しているそうです。
肢体不自由の特別支援学校では、よくあることですが、高齢者(認知症)ケアを中心にしてきた人にとっては、実際に見ている神経筋疾患、中枢性の障害の把握は並大抵のことではありません。
特別支援教育の教員免許課程でも、座学でいろいろ学びますが、実際の現場で感じることと大きく違うのは変わりないので、困っていることに共感しつつ、何が違うのか、何が同じなのか、それぞれどんな対応が必要なのか説明していくプレゼンをつくりました。
個別の疾患に対する概要、配慮やアプローチはいろいろなテキストを見れば分かります。しかし、比較して説明し、テキストにない配慮やコツなど説明してくれる資料は、みる限り存在しませんでした。そのため、作業療法士養成課程でやったような座学と、これまでの経験を織り交ぜてみました。
【研修でありがちなこと】
現場に向かう前の研修は、型どおりで融通がききません。この研修の意味が分かってくるのは、現場に出てしばらくしてからだと思います。
「あそこでみたことは、これだったんだー」と。
一方、現場に出てからの研修は、その現場あるあるな、具体的な内容を深堀りする内容が多いです。
・その現場ならではのコアな内容で一般化しにくい。
・基礎知識はあるものという前提で進むので、ついていける人と、そうでない人が出てくる。
・現場は対象者さんだけでなく、支援者同士、支援者の経験や力量や性別、体力差などが影響するので、実際の事情はもっと複雑です。→対象者さんは分かっても、現場で共有できる財産になりにくい。
そのため、研修はプレゼンする人がいいたいこと、見せたいものを見せるのですが、聞く相手にとって有益なものにするにはどうすればいいか、考えていきたいと思っています。