先回は、栄養教諭について書いてみました。
今回は養護教諭について、思いついたことを書こうと思いましたが、以前書いたことがあったような気がしたので、これまでのブログのタイトルを見返してみましたが、「なかった」です。
あれ?
おかしいなぁ、書いた気がしていたんですが、気のせいでした。
学校には養護教諭がいるのですが、この先生の仕事は特殊だと思います。
そうして、自分だったらやりたくない仕事だと思っていました(それだけに、尊敬もしている)。
なぜかというと、何となくだと自分の学びにもならないので、言語化してみます。
・医師もないのに、結構ディープな判断を求められる。
・養護教諭は、看護師の資格もちとは限らない(なのに、医療職のような扱い)。
・付き合いの浅い児童生徒全部に対応することが求められる。
・付き合いの浅い児童生徒について、ここぞというときに判断を求められる場面がよくある。
・担任を介さないと物事が進まないジレンマ。
・医療的ケアや保健、給食に関する校務に入り、当然のようにリーダーになることを求められる。
・担任が児童生徒を保健室につれてきて、一緒に対応することを求める。保健室のメインは私じゃないからと児童生徒を養護教諭に投げて、他人事のような顔をしても、厳しく指摘できない。
これは挙げ始めたらきりがないので、このへんにします。
養護教諭は怪我をしたとき、「どうするか」判断して対応することはありますが、本当の専門性はそこではない気がします。それは何かというと、様々な子どもの異変(発作や普段の顔色との違い、酸素飽和度や血圧などの数値)がないか、何気ない学校生活のなかで気づけることだと思っています。
それができるには、異変に関する知識だけでなく、普段の子どもについて注意深くみていること、子どもによって想定される体調変化を把握して、それに特化した観察ができていることが必要です。
実際、それらは難しいことで、みんながみんなできることではないと思うんですが、実際それができている人がいるので恐ろしいことです。やっぱり、私にはちょっとできないですわ…。