学校の文化

719)特別支援学校 職員室の体育会系

今の就活事情には明るくないのですが、バブルの時代は勢いがあって、組織に忠実な体育会系が一定数の採用枠が確保されていたと聞いています。学校にも、体育の先生がいて、体育会の部活があり、一定数の体育会系がいるようです。

【体育会系のメリット】
・立場が上の人には忠実で、無茶ぶりをしても気合いで受けます。

・細かいことは気にせず、自分がリードするからついてこい!(率先する)

・音楽・美術・体育(音美体)の一角を担い、学校運営上活躍する場面が多い。

【体育会系のデメリット】
・細かいことは気にせず、自分がリードするからついてこい!(仕事を抱え込んで離さない)

・自分の価値観を周囲におしつけ、他者の価値観を無視する。

・実は根拠がなく自信がないのを隠して、根性論で周囲を振り回す。

・立場が上と下とでは態度が違う。

体育会系のすべてがそうだとは思いませんが、よくいるタイプだと思います。

学校の仕事はキャパいっぱい(もしくは溢れている)であることが多く、自分から仕事をとってこようとすることは、そう多くないと思います。たいていは受け身でこなすことが多いので、体育会系の教員は起爆剤のような役割を期待されることがあります。また、親分肌を大事にすることがあるので、仕事を多く抱え込んでしまう傾向がある気がします。(要注意)

このほかに、心が疲れている教員対応について、難しいのかなと思うことがあります。好意で言っているのでしょうが、「私が〇〇だったときはこうした」、「頑張ろうぜ!」的なかかわりは、合わない人には本当に合いません。極めつけは、「私はきみのためを思って言っているんだ!」です。

職員室での人間関係は役割や立場、抱えている仕事の種類や量、経験年数、性別など、様々なバランスで成り立っています。ですぎてはいけない、引き過ぎてもいけない、そんな環境だからこそ、立ち位置とキャラづくりは重要です。

自己承認欲求も大事かもしれませんが、その仕事で持続的に働き続けられるか考えることが大事です。

「持続性」

これは特別支援学校の高等部の進路指導でも大事にされているところで、教員も同様のことが言えると思います。