担任の先生より

742)特別支援学校 私物回収

冬休みです。

実は、休みをとっているのですが、ちょこっと職場に行ってきました。ひと昔前は、休みをとっていようが、学校に来て何かやっているのはOKで、どれだけでも仕事をして、現場を回すならいくらでもという雰囲気がありました。

しかし、最近は働き方改革のために、休みに仕事場に行くのはよろしくないみたいです。管理職によって違うのでしょうが、「休みに職場に来させている」みたいな管理責任を問われたくないという…いわゆる保身なんでしょう。なんというか、本質はそこではない気がするんですけどね。

【私物】
回収した私物は、ポータブルブルーレイプレイヤーです。そもそも、これを購入した理由は、以前いた学校の視聴覚機材がダメダメで、型が古くて再生できない、接触不良ですぐにエラーがでるという代物だったからです。

すぐ使えるように、学部で購入できないかと言っていたのですが、視聴覚機材は情報部の管轄なので、そっちから予算を組んで購入しましょうとなりました。ところが、全校的な分掌に依頼してしまうと、学部ではなく学校で管理するので、使いたいときに使えない事態が起こります。

こんなとき、「機材がないから授業できません」と言えるかどうかです。

他のことをするのもありますが、それはそれで改めて準備しなければならず、ビデオ等を使う授業の穴埋めを企画するのは手間です。なので、自腹をきってプレイヤーを購入したという訳です。勿論、学校のために買ったわけではなく、プライベートでも使う事があるだろうという計算があります。

自分が担当する授業のとき、使いたい機材が確保できるか、機材がうまく機能するかと考えた時、平穏に終わらせるためのリスクヘッジとして私物を確保しています。そうして、異動するときは一緒にもっていきます。

どんな学校でも、それなりに授業が始められる準備をすることは重要だと思います。異動した先がどんなところか分からなくても、授業を担当すると逃げることができません。意味のある授業は大事ですが、無難に流して児童生徒の実態をじっくり見られる場を作ることも大切な処世術だと思うんです。