新年度の準備をしています。
あれこれあるんですが、教室移動は年度内にやれとのこと。
これまでの教室を空けて、次に行く教室に物を入れて、並べるは、「せーの」でやらないと収まらないから仕方ありません。
次に行くところが、前年度と同じ面積、収納であればラッキーです。何も考えずに、ひたすら平行移動すればいいんですから。変更が必要なときは、そこからどうすれば考えればいいんです。
ペアになる先生が変わる場合は、教室づくりについて一緒に考えるようにします。そうすることで、環境を把握して子どもを支援することができますし、既存の先生が仕切るので私は言われるがまま、のように当事者意識を削いでしまうことを避けねばなりません。これらは、これまで自分が長年感じていたことなので、次年度に入れ込むあまり、チームの存在を無視しないとする教訓になります。
【出すにあたって】
とりあえず、教室にあるものを出さないと話にならないので、廊下に物を積み上げるのですが、私はそれを避けました。なぜかというと、それまで教室についていた据え付けの物入れ(棚)が、「ない」ことが分かったからです。
引っ越し作業のように「レイアウトを決め、棚や箱を設置し、その中に小物を入れないと動けなくなる」ことが考えられるので、まず、箱や棚の調達から始めることにしました。棚やスチールデスクは校内からかきあつめ、段ボール箱は家にあったものと、お店にあったものを集めて対応しました。
据え付けの棚がないということは、低いところ(=子どもの手が届くので、子どもが使うスペース)と、高いところ(教員が教材などを入れるところ)の使い分けができないということになります。
今年度、教室を作るにあたって
・自分の場所と意識して自己管理させたいところ
・友達同士で共有するところ
・授業を運用するために教員と子どもが使うところ
・教員が管理するので触れてはいけないところ
を意識する必要があります。
しかし、子どもはパターンから探求心で動く力がついてきているので、「触りたい」と感じたら禁を犯してしまう、自己抑制の効かない面があるので、明確な区分けと管理が必要です。それは、子どもに「いいこと」「いけないこと」の区別を学ぶ機会にもなるので、曖昧さをなくしたいと思いました。
高さが期待できないので、横(区分け)を作って、「入ってはいけないゾーン」を教室につくることにしました。