学校の文化

788)特別支援学校 エゴの強いリーダー 

ひと昔前のように、「20年この学校にいます」なんていう教員は見当たらなくなりました。流動性の少ない自治体などでは、まだいらっしゃるかもしれません。

長い期間その学校にいると、どのように一年が流れていくか、部署ごとにどのように機能していくか見えてきているので、組織運営に忠実な人なら重宝されます。しかし、「私はこうした」「私はこうする」と我をはるようだとどうでしょう?

特に仕事にこだわりや自尊心をもたず、言われたことをしていれば仕事が進み、お金が入ると割り切った方なら、リーダーをする(したがる)人がいれば助かります。半面、もっとよくしたい、自分の指導をやってみたい、などを思う人だと、ことあるごとに頭をおさえてくる人と感じ、煙たくなるかもしれません。

管理職からしても、面倒くさい人だと思いつつも、結局現場をうまく仕切るようならおだてて使うでしょう。しかし、改革を望む管理職ならば、自論を振りかざす前例主義やスタンドプレーにうんざりするかもしれません。

【私はリーダー】
エゴの強い、リーダーになろうとする人、仕事を抱え込む人は意図的に民主的な運営を嫌い、自分でなければという仕事をいくつも作ります。そうすることで、自分の存在価値を高めたり、異動でなく残留する可能性を高めようとしたりします。通勤が便利、家庭の事情に合わせて異動したくない、自分が好きにできる仕事を手放したくない、など様々な意図があるようです。

私が何度か食らったのは、情報をまわさない、一緒にする仕事を合法的な範囲で邪魔または協力しない、です。

新人の頃は、段取りも何も分からないのに、仕事が進まない不安でいっぱいになりました。しかし、今は多少のことがあっても自分で局面を切り抜けます。