担任の先生より

789)特別支援学校 もち上がりの難しさ

給食がくるまでの間、教員一人で教室に残り、学級の子どもたちの見守り(安全確保)をしています。

そのとき、授業の合間になるので、保護者との間を行き来している連絡帳の記入の時間になります。

何を書くか…。

と思っていたら、前と後ろに黒い影

「本を読んでくれ」
「人形で遊んでくれ」

書いている連絡帳の上に投げ込まれる絵本。

とりあえず、個々に座って1人遊びをしてもらいたいのですが…。

座らせてみるも、再び立ち上がって寄ってくるか、置いてある本やおもちゃを投げ始めます。

「書くのは無理か…?」と思いつつ、普通に書いたら10分かからないところを、20分かけて書き終えます。

【連絡帳】
「特になければ、連絡帳は1日1行でいいので、きちんと子どもに対応するように」

と言われますが、何かあったら、日常的に保護者と連携がとれていなかった、などと言われることがあるので、「1行ですか、ハイハイ」と安請け合いをしたら地雷になります。

何かあろうとなかろうと、日常的に情報提供がされていれば、面談や成績の説明をするとき過剰に緊張せずに済みます。

【慣れと甘えと指導】
今年度、昨年度に指導していた子どもをもちあがっています。

担任として同じ子どもをみるのは2~3年が限度かも、次に為すべきことが提案し続けられるなら3年でもいい、煮詰まるようなら、新しい人との出会いのなかで、新しい世界と人間関係を学ばせるほうがいい、と思っていました。

しかし、今悩んでいるのは、「慣れ」です。

子どもに対して、近すぎないよう、離れすぎないよう留意してきましたが、そんなことを考えているのは教員だけで、子どもが「目の前にいる大人に親しみを感じる」のは仕方ないことです。

どうしても近くなり過ぎる距離感、今後どうしていくか…。

小集団をまとめ、慣れているかのように過ごしていますが、実はここのところで悩んでいます。