担任の先生より

797)特別支援学校 朝の運動

GWの連休明けです。日々、細々と動いていたものが、休みに入って活動量が減って…といのはよくあることです。

これが夏休みだと、太ってくることもあるので、更に油断できないんです。

今日、登校一日目から「朝のランニング」がありました。社会復帰(慣らし)のために、ゆっくり進めたい気持ちとはうらはらに、容赦なく襲ってくる定型的なスケジュール、予定通りいかないと落ち着かない学級の事情があるんだろうなと思いつつ、遅れないように教室(広め)に向かいました。

【走る前に】
晴れていて、場所が確保されていれば運動場などで行います。そうでなければ、広めの教室や廊下、スロープで走るか、各教室でストレッチやラジオ体操などを行うことで運動の機会を確保しています。

今日は室内だったので、換気のため少し窓を開け、各クラスが並ぶ目印のために三角コーンなどの印を置きました。位置の指定がないと、どこを規準にしたらいいか、どちら向きに並べばいいか分からず、混乱することがあるので、根回しは大事です。

【どのグループをリードするか】
子どもの人数と走力、子どもの注意力、持久力と、教員の人数と指導力(スキルだけでなく、体力も含む)によってグループ分けが行われます。学校によっては、走力にかかわらず、みんなでグラウンドなどを走り続けるところもありました。

グループに分ける場合は、速い、ゆっくり、更にゆっくり(安全や健康管理も含む)などの割り方になります。

速いところは、単純に教員の体力が重要です。ここは若手があてられることが多いです。ゆっくりのところは、いかに全体の走力の公約数をとってまとめあげるかが重要になります。そうして、更にゆっくりのところは、できるところを頑張るよう促し、気持ちをきらさず、進行方法を見失わないように指導し続けることが大事です。

私は、ゆっくり走る集団をリードすることになったのですが、中にはよそ見をする、列からずれる、順番が入れ替わるなどが起こるので、結構バック走をすることが多く…結構することがあるんですね。

前を向いて走り、「私についてきて!」と言っても、振り返れば誰もいない、誰かが抜け落ちていなくなっていることが十分想定できます。速く走るグループより楽かと思いきや、意外とそうでもありませんでした。

授業はこれで終わりません。多少ヘタろうと、下校まで体力の消耗と気苦労が続くのです。明日以降、筋肉痛になりませんように。