担任の先生より OT・PT・ST

820)特別支援学校 公立学校で働くOTの市場価値

この頃、年金がもらえるようになるまで、どんなキャリアを経ていったらいいのかなと考えることがあります。

正社員でずっとやってきて、60歳を節目にいったん退職になり、その後再雇用(または定年延長)か転職かと選択し、65歳になって年金がでるようになったら働く量を調整するとかになると思います。

私は、こんなことなら…と後悔したくないので、あらかじめ調べてみることにしました。今回やったのは、PTやOTの人が転職や再雇用の段階で活用するエージェントに問い合わせです。

そこでは、年齢や、これまでのキャリア、今の年収、どんなところで働きたいか、どれくらいの収入が欲しいか、などを聞かれました。

臨床では、臨床経験年数がモノをいいます。私なんかは、穴をあけないように〇年やってきたのだから、それなりの蓄積はあるとみてくれるのでは、と密かに期待していたんです。

【公立学校教員のキャリアの価値】
「えー。〇年病院勤務をされて、その後教員になられて△年になるのですね。そうなると…作業療法士としてのキャリアは〇年になります。」

え?

〇年だけって、あとの△年は?
作業療法士の技術や専門性を活用してきましたよ?
資格をとって〇+△年になるんですよ?

私のモヤモヤを察したかのように、「あの、臨床経験はあくまで作業療法士として働かれた年数をさすものであって、それ以外のキャリアは年数に含めないんです。

なんということでしょう。

こんだけ頑張ってやってきたのに、私の臨床家としての市場価値は新人レベル!?
愕然となりながら、エージェントとのコンタクトタイムが終わりました。

公立学校脅威のキャリアは、OTとして再雇用を考えた時の参考や考慮するときのアドバンテージにならない

だそうです。

60歳か65歳になって、作業療法士としての雇用をもとめても、考慮されないということです。早めに知っておいて良かったです。60歳くらいでアテにして求職を始めていたら、ヒドい目にあうところでした。