担任の先生より OT・PT・ST

822)特別支援学校 通販 バウンズシェイプ

テレビを観ていると、よく通販番組が放送されています。

いろいろ便利なものを考えるなぁ、これは使わないだろー、通販番組増えたなぁ。

そんなことを思いながら、これまで買うことはなかったのですが、バウンズシェイプという商品に惹きつけられました。この椅子は、体幹や股関節、膝などを動かそうというものですが、この風景は、どこかで見たことあると思ったのです。

【座れない】
授業中にもぞもぞして、静かに座っていられない子どもについて、バルーンみたいなものに座らせたことがあります。

姿勢を保持しているのが辛い(止まれない)。

動くことでボディイメージを常に確認していたい。

じっとしているとイライラしてくる。

授業を受け続ける集中力がもたない。

支持性や感覚、動きたい欲求などがからみあって、机の椅子の環境が不適なものに感じられる子どもに、多少動いていい、感覚入力する機会をつくろう、気晴らしになるものを提供しようと配慮することが効果的。

商品はやせるためのものであっても、その本質を見ると、他の価値もあることに気づけます。

作業療法って、そんなもの。

課題や目標、原因が分かれば、対象者と周囲の人と、経済面と環境をふまえて、やりやすくて効果的なものを提案します。よりよいものを提供するために

知識=必要

生活経験=必要

センス=必要

思いやり=必要

支援者の引き出しが多ければ、支援者が多ければ、それだけ提案できるものが増えます。