担任の先生より

832)特別支援学校 教材のストック

急遽、教員の欠員がでたので、ある教科の授業に入ることになりました。

実施は3日後からとなりました。

さて、何をする…?

【準備】
入ると言っても…。

その学習集団に誰がいるのか?

何人か?

個々の実態はどんなだろう?

これまで、その授業では何をしてきたか?

座って授業できるのか?

言い出したらキリがありませんし、入ってみないと分からないことばっかりです。

なら、どうすればいいんですか!?となるのですが、ここは手持ちの教材を並べて、提示して、どうだったか様子を見ることにします。

どんなものを出すのかというと、基本的な概念を扱うもの、自由度が少ないもの(何を求めているかハッキリしたもの)が中心になります。

(例)
あいさつ(受け答え、学習態度、など)
歌(きく)
見せる(並べる、選ぶ、貼る、順番に、など)
ゲーム(ボールやカードなど、操作の手順やパターンを提示してから実施)
あいさつ

情報を提示しながら、「どっちだと思う?」「白いのはどれ?」など対話的に学習を進めれば、時間はあっという間に過ぎますし、個々にどんな反応だったか覚えておき、どんな子か情報を集めることができます。

【教材】
知的な面や、身体機能や、性格特性など、子どもは多様です。

どんな子でも、それなりに時間が過ごせるパターン(手札)を6つ以上準備しておくことを勧めます。教材は自作か自分で調達したもので、自由に使えることが大切です。

教員自身が得意で出しやすいもの、他の教員がやっているのを見て便利だと感じたものがおすすめです。準備が追い付かない、まだ持っていない場合は、他の教員に借りたり、学校の教材庫から選んでもってきたりします。

出会った教員の数だけ、見た授業の数だけ、調べた遊びや学習に関するサイトの数だけ、手札が増えていくと思います。基本メニューを作って、それ以外に授業の進展やテーマ、子どもの学習課題に応じたものを随時揃えていくと、教材準備の負担感が少なくなります。