個別指導計画をつくりながら、重度重複の学級に在籍する子どもについて、次年度どうするか考えたことがあります。
誰が、どこの学級に在籍するか決定するのは私ではないのですが、目の前の子供がうまく育っていくには、どんな環境に身を置いたほうがいいのかは意識しているところです。
次年度をふまえて、あり得ること
1、児童生徒の実態と指導の実際の通り、普通学級(または重度重複)に行くことになる。
2、手をかけてもらいたいから重度重複で(妥当かどうかは別にして)
3、障害はそんなに重くないし、できる子だから普通学級で(妥当かどうかは別にして)
4、児童生徒の実態をふまえれば、重度重複なんだろうけど、その子とこの子を一緒にしたら学級が機能不全になることが見えている。
最近、私がいた学級の子は3に該当するケースでした。
能力的に随分伸びたし、あとは自分でやってみる機会を増やして、友達が活動する流れにひっぱってもらったほうがいいと思ったからです。
しかし、妥当でない3の子が多くいると、指導上のマンパワーが多い重度重複の学級の存在を否定してしまうことになるので、指導体制上の余力が失われてしまいます。
保護者の意見、組織運営上の事情、マンパワー(教員数と能力)のバランス、これらが複雑に絡み合うので、「この子にとって、かくあるべし」はなかなか通用しません。