教育系の雑誌で、ジブラルタ生命が2022年に教員1000人を対象に行ったアンケート調査の結果が紹介されていて、生まれ変わったら就きたい職業の第一位が「教員」だったとのこと。
え!?マジですか。
うーん、意外過ぎて言葉もでず、それでは得票率はどれくらいか、2位以下はどれくらいか気になるじゃないですか。早速ググってみました。
【調べた】
まず、この調査に参加した母集団について間違いがありました。教員1000人ではなく、男性1000人、女性1000人の、合わせて2000人の教員、でした。2位以下は次の通りです。
今、生まれ変わったら就きたい職業
1位 教員17.8%
2位 医師10.7%
3位 大学教授、研究者8.3%
3位 プロスポーツ選手8.3%
5位 公務員6.9%
ちなみに、子どもの頃に就きたかった職業も調査したようです。
1位 教員48.1%
2位 スポーツ選手11.4%
3位 保育士・幼稚園教諭10.5%
4位 公務員7.4%
5位 医師7.2%
ジブラルタ生命は学校に出入りしている民間企業だと聞いています。外部の会社に対して、学校で働く教員が「私は仕事を魅力的に感じていません」と伝えるだろうか?もともと教員の職業人像に近いと自覚している人が教員になっているとも考えられ、適性があると自覚しているのかな?職業としてはいいけれど、現在の職場環境を良いと思っているとは言えない、などと考えていました。
【教員から別の母集団に変えるとどうなるか】
ちなみに、調査の対象を教員から別の母集団に変えるとどうなるか、調べてみました。
2022年LINEリサーチが新成人1万744名を対象に行った調査について、結果は以下の通りです。
男性
1位 公務員8.3%
2位 ITエンジニア/プログラマー7.9%
3位 会社員5.3%
4位 ものづくりエンジニア5.0%
5位 教師/教員4.9%
女性
1位 看護師7.4%
2位 公務員6.6%
3位 会社員5.4%
4位 教師/教員5.2%
5位 保育士/幼稚園の先生4.3%
いや、新成人だから、もう少し働いている世代の意見も知ってみたいと思い、もう少しつっこんでみました。
【大人がなりたい職業調査】
サントリー食品インターナショナルが30代~60代の働く男女1500人を対象に行った調査
1位 医師6.6%
2位 社長・起業家4.3%
3位 パイロット3.5%
4位 看護師3.3%
4位 公務員・官僚3.3%
6位 弁護士2.9%
7位 教師、教員、講師2.5%
収入でしょうか、独立性でしょうか、専門性でしょうか。
自分の今を見つめながら、憧れや、理想などを描いているような気がしてきました。
全体的に、想像していたのと少し違いましたが、「案ずるより産むがやすし」です。本当にやって分かること
もあるので、一度きりの人生、悔いのないようにしたいですね。