担任の先生より

900)特別支援学校 屋外体育の落とし穴 

春です。

今は花粉症シーズンの真っただ中、出勤するのと、屋外の授業に出るのがおっくうになっていけません。感染症対策で、外と廊下をつなぐように換気もしていましたが、もうダメです。廊下にのみ空気を出すだけで、外とつながることはしません。

【屋外体育】
今日は天気もいいし、体育は外でします。

朝の打ち合わせででた授業担当からの言葉。この時期、卒業式の舞台の準備などが進んでいて、室内体育で使っていた場所が使えません。主に体育館になりますが、これについて校内調整がかかります。

屋外になるということは、体育館にある体育倉庫からいろいろな道具を出して揃えていた活動ができないということです。屋外でできる活動を設定して、物品も運び出しと配置の手間が少なくなるようにしなければなりません。(授業担当⇒主な準備をする⇒しかし、自分の学級の児童生徒の引率や管理もしなければならない)

あと、外(土)なので、汚れるとまずい物品も使えません。重さもありますがマットもダメですし、ボール系は屋外用で洗えるものでないと、事後処理に四苦八苦することになります。

そうなるとできることは限られてきます。例えば、「準備体操や整理運動」、「ダンス」、「ウォーミングアップ的なミニゲーム」、「リレー」、「動きづくりのドリル」などが挙げられます。あとはどこからどこまでか示す三角コーンやケンステップ(立ち位置の印)、色違いのビブス(ゼッケン)などを用意しておけば、授業の枠組みを作ることができます。

【授業が始まった】
体育では動くときと、止まって待つ時間のメリハリをつけることが多いです。そのため、動き始めを想定して「並んで立つ」、話を聞いたりするときは「座る」を使い分けます。

活動の切り替わりのときは集合して、「次は〇〇をします」と予告をしてから、物品を揃えて、次の活動の場所に移動する、などという流れになりますが、この座っている時間が鬼門になりました。

それは…学年集団の3分の1位が土いじりにハマって、話を聞かない、指示されている方を見ないということで、次の活動にスムーズに移行できない事態が頻発しました。

座らせるからいけないんだと立たせても、「今は座る時間」と言う先生もいて、なかなか場が整いませんでした。いかに児童生徒に学ぶ空間に参加してもらうか、悩みはつきません。