学校の仕事をこなすコツについて、ちょっと書いてみたいと思います。
「こなす」って、ちょっと仕事を軽くみてないか?と感じるかもしれませんが、なんでも精いっぱい、なんでも丁寧にやると、時間がいくらあっても足りません。
過労死レベルまっしぐらです。
学校で仕事をしていて、「それは誰(どこ)に聞けばいいんですか?」、「いつまでにやればいいんですか?」というのをよく聞きます。受けた仕事について、優先順位をつけて、効率的にやりたいという心理の現れだと思います。
やっつけの仕事はあります。
やりましたという実績を作るだけの仕事もあります。
しかし、間違えてはいけないのは、仕事の内容を把握しておかないと後に響くものもある、ということです。たとえば、避難訓練だと「放送をかけて、整列させて、点呼して、報告して、避難して…。」で済むのですが、放送を聞いた教員や児童生徒が放送を聞いてどうすればいいのか、今求められていることは何なのか分かるものであって欲しいと思っています。
スクールバスの担当であるなら、バスのコースはどこからどこまでか、どんなところでバスを待つのか、利用している児童生徒の自宅とバス停までどれくらい離れているのか、などを把握して、そのなかで起こるトラブルや相談事に対応できる準備が必要です。保護者や教職員から、「担当ですよね、どうしたらいいですか?」と言われて、「まず状況を確認して、それから対応させて頂きます。」ではスピード感がなく、見通しのもてない課題解決に放り込まれることになるので、不安が強くなります。そうならないために、自分の仕事は何なのか事前に理解しておく、または確認できるツールを準備しておくことが大事です。
【仕事を改善することで生まれる利点】
あなたが1人でその仕事をしょいこまなくても代わってもらえるようになります。
仕事について聞き回らないと着手できない、という悪しき流れが断ち切れます。
時短や効率化が実現すれば、早めに退勤することができます。
確認作業に長々と時間を費やさないので、不要なストレスが軽減されます。
スムーズに仕事が進むので、その仕事をすることに快適さが感じられます。
https://magomago1.org/368beforemakingyourclassroom202103/
前回は「368)特別支援学校 すっからかんの教室を見ながら」でした。