担任の先生より

460)特別支援学校 再任用教員か時間講師か、どうする60歳以降の働き方

退職したら、どうしよう…

年金制度のことを調べ始めると、必然的(?)に60歳を過ぎてから、働くかどうかの選択をしないと進まないことが分かりました。

【足りない】
普通に60歳まで勤めると、とりあえず退職の手続きに入るみたいです。

国家公務員の定年が65歳まで、同一労働同一賃金はどこいった?と思いつつ、とりあえず一区切りになるようです。

この時点で確定する年金は15万くらいでしょうか。

税金は軽減される金額でしょうが、80歳を過ぎた頃にきつくなりそうな気がします。
医療費もかかってきそうな気がします。
持ち家か賃貸かもすごく影響しそうです。
ということは、厚生年金に加入して働き続けることが既定路線?

年金の支給は65歳からが基準になり、繰り上げか繰り下げか、基準通りか選択します。

【60歳から65歳】
私の場合、46万円を超えると年金カット(年ごとに基準が変わるらしい)があるらしいですが、60歳から65歳は繰り下げによる減額はあっても、65歳から支給されるのが基準なので、年金をこの間にもらわなかったからといって増額されることはなさそうです。

ということは、増額するには「厚生年金に加入して、できるだけ高額給与をゲットするしかない」と考えました。。

一般的には再任用で何割かの給与ダウンを受け入れつつ、何らかの問題がない限り、年金受給までの経過措置として65歳まで働いて下さい、でしょう。しかし、仕事の量や内容は変わらないのに支給額が変わるのは、どうもしっくりこないのです。

同じ働くなら、もう少し状況はよくならないか…?ですが、常勤講師なら、まだ状況はマシなのかなと思いました。

今、教員が不足して、講師になる人が少ない。
バブル期は採用を手控えていたので、退職から再任用に移行できる人が少ない。
講師について、教員になりたい人がわんさといた頃は、採用してもらうまでの丁稚奉公のように大勢講師をしていたので、講師登録をしても声がかからないことがよくありました。しかし、今でさえマンパワー不足なので、声がかからないことは以前よりかなり少ないと読んでいます。

【65歳以降】
年金をもらい始めるか、繰り下げかの判断になります。
働くときは、年金+給料(年収÷12)が46万を超えるとカットされるだけでなく、繰り下げた場合の割り増しがカットされることによって減っていくので、働き方を考えなければいけません。

①働くことをやめるか

②厚生年金をかけずにパートで働くか

③自営をするか

④年金カットを避けた範囲で厚生年金をかけ続けるか

⑤そんなの関係ねぇ、で60歳以降の条件を継続して働きまくるか。

私の場合、そこそこ意欲と元気があれば②で、まだいけそうなら、繰り下げ(年8%ほどアップ)と年金カットされない範囲で働いて年金額を吊り上げることも考えられます。

【いくら要るの?】
貯蓄が2000万円必要、月に27万円ないと貯金を切り崩して生活することになるのでは

こんな話がでていますが、個々の資産と稼ぐ力、精神的・肉体的な体力と意欲によるところが多いです。

学校を卒業したら就職、みんな当たり前のように乗っかってきたレールは60歳を過ぎたところで取り払われ、どこに向かうか、どれくらい線路を引くか問われるようになります。

いきなり「どうするんだ?」と聞かれるとビビるので、40歳~50歳くらいにキャリアの棚卸と、老後を見据えたシュミレーションをおすすめします。


https://magomago1.org/459issupporteraservantornot202108/
前回は「459)メイドサーバント症候群とパーソンセンタードケア」でした。