未分類 雑記帳

463)自分で選んで生活をつくるということ

スーパーで仕事をしていたとき、いろいろな経験をしました。
今日は、パートをしながら勉強を始めたときのことを書いてみます。

パートの仕事をしているとき、とにかくできることを身につけようと、通信大学の資格過程(教員免許)に入りました。

家にいると、それまでの生活習慣のせいで、なんとなくダラダラ過ごしてしまいます。
なので、パートが終わったら、職場の休憩スペースで勉強することにしました。

休憩スペースは会議室のように並んで座る場所と、ふすまで仕切られた和室がありました(なぜか)。
昼食時間は人でいっぱいになる場所も、午後2時から3時頃になると、無人のことが多かったです。
私は時間を決め、集中してできるよう、たたみの部屋にこもりました。

前日に、自分の部屋でWORDに入力して、印刷したものを、たたみの部屋で丁寧に書き写していきます。
修正液は使ってもいいのですが、間違うと面倒なので、慎重に写します。
時間をかけてレポートつくりあげたとき、なんともいえない達成感がありました。

これで、またひとつ前に進める…」と。

レポートを書き、最終的にそれが仕事やキャリアに直結するか、そんな保障も根拠もありません。
自己分析をして、その資格をとることが最も適切だと判定を受けた訳でもありません。

しかし、これまで大学まで行かせてもらい、就職して…という誰もがたどるであろうレールではなく、
自分で取捨選択する生活を送っている幸福感と不安感を同時に味わいながら、とにかく前に進むのです。

その点、今は不確定なものではなく、目的にあった具体的なものを選択しすぎる気がします。

自分が完成形でない限り、具体的であろうがなかろうが、とにかくやってみて自分を磨く勇気をもっともって欲しい。
自分の可能性を増やすために目の前のことに取り組む、そんなことも大事にして欲しいと思います。

レポートを封筒にしまい、通信教育なので安価な切手代なので助かるなと思いつつ、帰りがけに投函していきます。当時は封筒もレポート用紙も購入していましたが、今ではネットで提出できるようになっていました。

もし、タイミングが違えば、スーパーの休憩室でレポートを書くことはなかったな…。
手間をかけ、手を動かす、そんなアナログな人の営みが懐かしく思い出されました。


https://magomago1.org/462learnintoflyexperiencemakeyoubetter202108/
前回は「462)スーパーのパートをしていた頃」でした。