学校の文化

37)特別支援学校で行われる授業 「図画工作・美術」

こんにちは、雑賀孫市です。
今日は、特別支援学校で行われる図画工作・美術について、紹介したいと思います。

思い返せば…、図画工作は小学校、美術は中学校と高等学校でした。 特別支援学校でも、その線引きは同じです。

すること:物を創る楽しさを味わえるように工作的課題と創作的課題のバランスを考えながら教材を設定していきます。作品は文化祭などで展示されたり、舞台大道具になったり、廊下の掲示物となる場合もあります。

描くぞ~

頻度:週1回、2限行われます。
時間:小学部だと45分、中・高等部だと50分
集団:知的だと学年単位、肢体だと学習グループ単位
教室:美術室、陶芸室、場合によっては各学級で課題をすすめる場合もあります。

作品づくりのキーワード:塗る、貼る、重ねる、切る、接着する、並べる、色彩、転がす、転写する、乗せる、積み重ねる、
組み立てる、印刷する、なぞり書き、染める、など

授業の流れ(例)  
始めの挨拶⇒完成図を見せる⇒工程の説明⇒ 作品づくり⇒
作成経過発表⇒作品づくり⇒ 片付け⇒終わりの挨拶

【ひと口メモ】
・はさみやカッターを使うときは、使う時だけ生徒がもち、その他の時間は教員が管理する。
・教員がどこまで支援し、生徒がどこまで主体性を発揮するか、考える。
・片付けの手順や見通しがもてるようにする。役割分担も指導体制を加味して行う。
・いつまで、何をするか、見通しがもてるようにする。
・時間配分が難しい場合は、キッチンタイマーやタイムタイマー、砂時計などを活用する。
・作るのか、友達が作っているのを観察するのか、待つのか、など、今何をする時間か、明確にしましょう。

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