学校の文化 担任の先生より

644)特別支援学校 コラコラ、勝手に動くな

2人の教職員と、3~6人の児童生徒、よくある特別支援学校の指導体制ですが、教職員の内訳は様々です。

中堅からベテラン2名(滅多にない)

中堅ベテラン・新人(まずまずある)

中堅・中堅(結構ある)

中堅ベテラン・講師(結構ある)

新人・講師(滅多にない)

地域や学校によって違いがあり、人材不足の場合は背に腹は代えられぬということもあると思います。
体制を組むとき、穴を作って問題にならないように布陣を組む感じでしょうか。

今年度、私のところは非常勤の先生と組むことになりました。

【非常勤の先生】
校内体制の補充的な形ではいる。
時給は2千円台から3千円台くらい。
複数の学校をかけもちしていることもある。
常勤でないので、その学級にポンと入る(情報不足と経験不足が起こる)
特定の役割を与えられるか、オールラウンド的に器用に動くか、学級担任の補助のどれかが多い。
近年、若い人より定年退職をした先生が多くなっている気が。
任用上、指導に入ることができる場面(授業)と、そうでない時間が存在する。
担任として、独善的なタイプの人だと立場上指示を出すことになるので、やりやすいかも。

私は正直経験則と試行錯誤の結果が共有できないので、チームになるには物足りないと感じます。

【勝手に離れるな】
非常勤の先生が担任の教員と違うところは、担任がこの学級を中心に責任をとれと言われるのに比べ、非常勤の先生は組織に帰属するように入っているので、担任ほど学級に責任感をもっていないところだと思います。

担任 子 子 子 子 子 非常勤

の場合、両端を教員ではさんでいるので、列や集団を整える機能が働きます。しかし、非常勤の先生が授業準備や片付け、他の学級のフォローに行くと判断して、その場を離れてしまうと、すでにいた学級体制に穴が空きます。

離れるには、壁について並ぶ、かたまって座る、などの準備がないと厳しいことがあるのです。

なので、非常勤の先生について指示待ちも困りますが、よく気がつく先生も糸の切れた凧のようになったり、勝手に指導方針を作って動いたりするので、なかなか思うようにいかないものです。