担任の先生より

728)特別支援学校 非常勤の先生、ここが困った

学級の指導体制について、相方の先生が抜ける場面がでてきます。

そんなとき、非常勤の先生が指導体制のなかに入ってくることがあります。

非常勤の先生の多くは退職後のベテランの先生で、「うまく」入った学級の、子どもたちに応じて、学級担任との摩擦をうまないように仕事をしてくれます。その存在は、子どもへの指導に関する責任を切り分けて仕事してもらうというより、あくまで担任などの学部の教員が核で、非常勤で入る先生はサポートや、担任の先生が身動きがとれないときのフォローをする、といったサブ的な感じになることが多いと感じます。

【サブの利点と欠点】
担任としたら、指導観の違いで対立することが少なく、指示すればそれなりにクオリティ高い仕事をしてくれるので助かります。
しかし、即時的に判断を要するときに指示待ちになられると、困ることがあります。担任と非常勤の先生がセットになった場合、日常的に子どもをみていない先生に重いリスクを背負わせられないので、どうしても担任が手一杯になる選択をすることが多いです。そこへ、トラブル対応を迫られると、身動きがとれなくなることがあるのです。

また、担任が手一杯なときに非常勤の先生がうけもっていた仕事を放棄し、ほかの用事のお手伝いに行ってきます、と走っていかれたら最悪です。そんなときは、抱えていた仕事をこなしつつできることか判断して動いてもらうか、担任に抱えていた仕事を渡しても大丈夫か確認するか、一度与えられた役割を手放さないように踏みとどまるか、にしてもらいたいです。