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775)特別支援学校 外部講師に支払うギャラ

作業療法士協会では、学会や研修会が行われたとき、講演や講義を行った人に対して謝金を支払っています。

謝金の額などは、「講師謝金支払基準」で定められており、それに則って支払われるのですが、どこかで見た表だなぁ…と思っていましたが、それは公立学校の研究部がもっていた、講師の謝礼金の表でした。

そこで、作業療法士の協会が定めた基準と、公立学校に来る講師への謝金の基準を比べてみることにしました。

【細かいところはヌキにして】
細かいところをヌキにすると、ほぼ同じ内容と金額でした。

講師の職種や社会的ステータスの違いで、学校教育関連ではAからD、日本作業療法士協会が出した表ではAからEに格付けがされていました。

Aは 13700円(1時間あたり支払額、税込)

Bは 12200円

Cは 10500円

Dは 9500円

Eは、指導者該当区分の半額となっていました。

ちなみに、その額でも来てくれないような人については、講演等1回につき10万円を限度として支払われることがあるそうです。

【A(13700円)】
大学教授、官公庁局部長級、民間企業・法人役員、著名民間専門家、著名ジャーナリスト、医師(a)、弁護士(a)、公認会計士(a)

時給的に、高いのでしょうか、安いのでしょうか?
ちなみに、カッコつきのaは、資格取得後15年以上の経験者だそうです。

【B(12200円)】
大学准教授、短大・高専教授、校長・園長、官公庁課長級、民間企業上級管理者層、民間専門家、ジャーナリスト、医師(b)、公認会計士(b)

【C(10500円)】
大学講師、短大・高専准教授、副校長・教頭、官公庁課長補佐級、民間企業管理者層

【D(9500円)】
大学助教・助手、短大講師・助教・助手、高専講師・助教・助手、教諭、官公庁係長級、官公庁職員、民間企業監督者層、民間企業職員、民間一般技能者

【E(9500円)】
実習・演習・実技の助手

ちなみに、学校教育等では、理療士や保育士、PTA関係者について、Dに該当するそうです。

また、受講者の人員による割増しがあって、400人以上だと10割増、150人以上から400人未満だと5割増になるそうです。

また、遠隔地から講師を招へいする場合の割増しもあって、片道50km以上100km未満だと1時間分の講師料がついたりするので、かかった交通費の支払いになるのか、距離や時間で算出されるものなのか、あらかじめ交渉に入る段階で相談して、決定しておくと、後でモメないと思います。