今日も、男子トイレは満員です。
以前書いた通り、授業などの大枠が一つ終わるたび、集団でトイレに移動しています。とにかく男子トイレは人でいっぱいになります。女子の数は全体の1~2割程度なので、過密性の男女差は大きいなぁと感じます。
内閣府の障害者の状況(基本的統計)では、知的障害者について、65歳未満の人について、男性が57.7%、女性が46.8%と男性が多いそうです。特別支援学校では、もっと男子のほうが多い気がするのですが、どうなんでしょう。
【女性の先生も入る男子トイレ】
同性介助が原則とはいえ、教員は男性のほうが少ない傾向があるので、安全上、指導上の課題があるので女性教員も男子トイレに入って指導しています。
狭い空間に子どもが10名くらい、教員が3~4名入ると多すぎて身動きがとれません。これから入る人、用をたしている人、手を洗う人、これから出ていく人が入り乱れています。
とにかく、終わった人から出せばいいんちゃうん?と思われる方もいらっしゃるでしょうが、そういったケースはあまりなくて、ひとまとまりを作っておかないと、面倒なことになります。
どこか別のところに行っちゃうとか
自由に目覚めてしまうとか
よその教室や倉庫に入ってしまうとか
他の子を叩いちゃうとか
管理下に置かなかったことで、頭を抱えてしまうような事態が起こりうるのです。だいたい1学級に教員1人か2人ですから、分裂したところでピンチになります。子どもの主体性は大事、教員の画一的な指導などと言われますが、結果責任を負わされるので、そうはいきません。
途中、教員もトイレに行きたくなりますが、女性教員もいるので、ぐっとガマンです。個室に入ればいいんじゃない?などと指摘を受けることがありますが、「音」を聞かれるのが、ナイーブな私にとって耐えがたいことです。行きたくても、それをガマンして、子どもとともに教室に戻るなんて、なかなか酷な話です。
たまに、用務員さん(男性)が、小便器を使っているときがありますが、使う時間を考えて遠慮しろと思います。そんなときは女性教員も、「すみません」と一言いって、男子トイレに踏み込んでくるのをためらいます。そんな状況でも子どもはわんさとトイレに入っているので、指導の負担がぐっと増えます。