テレビを観ていると、よく通販番組が放送されています。
いろいろ便利なものを考えるなぁ、これは使わないだろー、通販番組増えたなぁ。
そんなことを思いながら、これまで買うことはなかったのですが、バウンズシェイプという商品に惹きつけられました。この椅子は、体幹や股関節、膝などを動かそうというものですが、この風景は、どこかで見たことあると思ったのです。
【座れない】
授業中にもぞもぞして、静かに座っていられない子どもについて、バルーンみたいなものに座らせたことがあります。
姿勢を保持しているのが辛い(止まれない)。
動くことでボディイメージを常に確認していたい。
じっとしているとイライラしてくる。
授業を受け続ける集中力がもたない。
支持性や感覚、動きたい欲求などがからみあって、机の椅子の環境が不適なものに感じられる子どもに、多少動いていい、感覚入力する機会をつくろう、気晴らしになるものを提供しようと配慮することが効果的。
商品はやせるためのものであっても、その本質を見ると、他の価値もあることに気づけます。
作業療法って、そんなもの。
課題や目標、原因が分かれば、対象者と周囲の人と、経済面と環境をふまえて、やりやすくて効果的なものを提案します。よりよいものを提供するために
知識=必要
生活経験=必要
センス=必要
思いやり=必要
支援者の引き出しが多ければ、支援者が多ければ、それだけ提案できるものが増えます。