新学期スタートです。
まずは、教職員が一同に職員室に集まって…と思いきや、来ているのは今年度も引き続きの先生と、異動してきた先生だけ。新規採用の先生は、任用の式典や都道府県の教育委員会主催の研修に行っていて、学校にはきていませんでした。
新採の先生…名前だけ分かっていて、いまだにどんな人か分かりません。
年度始め、することは大きく3つあるように思います。
1つは学年と学級運営に関することで、誰がどの授業を分担するか、教室をつくること、連絡帳や授業カードなどの運営に必要な物品を揃えること、などです。
2つめは、全校研修や会議などの運営に関することです。ただ研修を受けるだけなら、きちんと出席して話を聞けばいいのですが、主催する側になったら大変です。研修や会議が設定されたのは、いわゆる前年度末で、新学期になってから実施する教員の顔ぶれはガラっと変わってしまっています。
3つめは校務分掌や校内の委員会を含む役割分担をすすめることです。一部2つめと重複しますが、ピンポイントで確認したり、根回ししたりすることがあります。
【取り残されたタスク】
全校研修や会議の仕事が控えていました。
残念なことに、前年度に企画したり、実施したりした教職員がことごとく異動や退職してしまっていて、タスクだけが残されていました。異動などは毎年ありえるものですが、業務の継続性や後進の育成などを経てできそうなものなのに…と思いつつ、あてがわれた役割を放置できずにこなそうとします。
研修等は、内容によっては他の学部や分掌などと意見や情報交換をしながらでないと進められないものもあり、目の前にある仕事について、どんな手続きをふんで進めるか、誰に、何を確認しながら進めるかが分かっていることが必要です。
前任者にやり方を聞いてホイホイ進めればできなくもないですが、「なぜこの情報が必要か」、「情報を集めて、何を知ることが必要か」、「何をもって完結するか」を知らないと、満足な引継ぎや、次回に向けての反省も薄っぺらいものになってしまいます。
追われている間は、とにかく効率的に、時間をかけずに仕事をやっつけていくことが必要ですが、パターンでやりきれない仕事は、できるだけ意味や判断基準を理解しながら進められたらと思います。