担任の先生より 未分類

1074)特別支援学校 体調管理

「ちょっと熱を測ってみるかな…?」

学級にいる児童生徒の動きや顔色、反応の早さなどから、ちょっと違和感があって検温しました。

「38.4?」

平常の体温が36.5前後なので、この数値は「普段よりも高い」と判断できます。

学級内の児童生徒について、教員はいじめの兆候はないか、虐待などの疑いはないか、学校に来た段階でケガなどがないか、健康状態はどうか、学業等の悩みはないか把握するように言われています。

今回、何気に気になって検温したのは「たまたま」です。たまたま、対応すべき状況を探し当てただけで、気になって確認して、結局何もなかったことも数多くあります。

【どうやって気づくか】
そもそも、人の顔色や表情は一人ひとり違うものです。

「怒ってる?」⇒「いえ、これが普通の顔です
「顔色悪い?」⇒「いえ、もともと色白なだけです」

こんな事例はいくらでもあると思います。これらが、本当に起こっていたり、顔色が良くないか判断するには、多くの日や時間を一緒に過ごして、いい時も、普通のときも、悪いときも見て、だいたいこのあたりが普通の範囲だという基準がもてることが必要だと思います。

顔色や表情を見るには、そこに向き合う時間が必要です。かかわりの時間があればこそ分かることがあります。知識や経験が少なくても、時間をかけてかかわることによって感じられること、分かることがあります。