担任の先生より

1084)特別支援学校 教室のお引越し(1)

昨日、一日で今年度の教室から、新年度の教室に物品を移動させました。

結構クタクタです。

教室の移動は、単純にAの教室から、Bの教室に物を平行移動させればいい訳ではないこともあり。

Aは大きな教室でしたが、担当する学級がかわって、面積が半分程度になりました、想定する人数が違うので、次の教室のロッカーは3割引きになりました、なんてことがザラです。

また、担当する学級が変わると、子どもの実態も変わるので、前年度の設定がそのまま使えるかといえば、そうではありません。

多くの場合、設定の変更が前提になっています。

【物品の帰属】
教室にある物品の多くは、公費で準備されたものばかりです。そのため、これはこの学級で使うものと断言できるもの以外は、一旦学年や学部の数集計に戻され、再分配、なんてことも。

また、先生の私物(自費購入)や、手作りのものは、「次の学年で使うから、もっていきますよ、じゃあねー」と持っていってしまうと、どうやって補填するの?という問題が起きてきます。

【事前に】
事前に、前の担任の先生が設定していた教室の様子を、写真などで記録できたら参考になります。

新しい学校に異動や採用されました、なんて人は、着任した段階で、前の教室はすでに解体されてしまっているので、できませんが…。

いくらよいアイテムでも、前に使っていたものと同じなら、その物が果たしていた役割を引き継げますし、導線や置き場所をある程度踏襲できれば、年度始めはスムーズです。

前の担任の先生がいたら、レイアウトはどんなだったか、物の配置はどうだったか、自分でできたか、一部支援をしていたか、などについて聞くことができます。

自分でやるようになってから、実際に確かめてみたらいいのですが、新しい教室、新しい人が入り乱れるなかで、一から評価(アセスメント)するなんて、かなり効率が悪くて、難しいことです。仕方なければやりますが、0(ゼロ)スタートはできれば避けたい…。(続く)