担任の先生より

1101)特別支援学校 朝の会デビュー

年度が始まり、初任で入ってきた先生も、一日の流れがざっと分かるようになり、部分的にどの場面では何をするか分かって動けるようになってきました。

まだ、全体を把握して、その中で何があるかは見えていないようです。というか、まだそこまで見せていません。手近なところを丁寧にすることは大事です。「対等にできる人よりも、場面ごとにしっかりと為すべきことができることが優先」と思って、目の前にある仕事を、1つずつ意味や対応方法を説明して、地力をつけてもらいます。

一年間を無難に走れる人材を半年から1年かけて作っていくイメージです。

タイムリーな仕事だけでなく、教員社会での価値観や考え方、対応の仕方を場面ごとに解説したりもしています。「あの先生が、このような指導をしたのはこんな理由で、メリットは〇〇で、デメリットは〇〇で…」、「あのときの状況はこんなことが理由と思うので、自分だったらこうやってみる…」みたいな感じです。

うまくいっているだけでなく、うまくいっていない理由や対応についても話すようにしています。

「一度話したし、理解もできた、実際にできるようになった」が増えることが大事ですが、実際に運用していくなかで慣れ、強く意識しなくても、流れの中でできるようになったか、も見ています。少し分かれば、その次はこれを…とやっていると、消化不良の情報がだんだん蓄積していくかもしれないと思っています。

多少余力がある状態で進んでいるならば、仕事の話をふったときに早く応じてきますし、何気ない話に対して受け答えがスムーズです。このへんを見ながら、どんなペースで仕事を飲んでいってもらうか考えています。

【朝の会】
教員が前に座り、子どもが定位置に座り、動きが少なく、やる内容がパターン化しているので、朝の会のMTをしてもらうことにしました。とにかく、前に出てみる、何かをやってみることが大事です。

これができる段階になったかどうかも、その後の仕事の振り方や教え方に影響を及ぼします。前にでたら、真っ白になりそうでも、児童生徒の後方からサインを出して、次にすることを伝えます。第一回目を無難に終えることができました。