担任の先生より

1135)特別支援学校 相談させてください

はや、会議のなかで9月からの授業担当の話がでました。

授業担当といっても、グループ(習熟度別)ごとに設定されている国語や数学(算数)は担当が設定されているので、そこは変わりないのですが、「集会」や「生活単元学習」などの授業は、時期や期間を決めて、その枠ごとに担当を設定して運営していきます。

日々の授業を行いつつ、少し別枠で授業準備をして、授業の展開を決めて、準備片付けを含めた運営をしていくので、余力をつくり、ひと頑張りしないと形になりません。

会議の中で、まだやっていない人、研究授業などがない人、前年度経験したからできる人とか、できる人から枠を埋めていくのですが、正直なところ「逃げたい」です。うん、正直スケジュール的なプレッシャーを感じたくないですし、ある程度のことをするだろうと期待されている感が感じられるので、そこでギアを上げるとか、「あー、しんどいなぁ…」と思っていました。

それでも、やらなきゃいけないような雰囲気と、そろそろ手を挙げないと追い詰められた感がでてきそうだったので、1か月の範囲の担当になりました。

【相談させてください】
枠や期間ごとの担当が決まっていくなかで、某先生も担当がきまりました。

若干プレッシャーに感じていたのか、「はぁ、じゃあ、また相談させてください」と言っています。ん?いや、またかと。この先生のパターンは、相談と称して「授業の手だて」「過去の例」「工夫の仕方」を逐一お伺いをたてて授業の全容を他人に考えさせるので、正直「どうなの?」と思っています。

私も過去にやって失敗したことがあるので分かるのですが、丸パクリの授業は、その裏にある留意点がおさえられない、次に授業をする児童生徒に合った形かどうか吟味できるだけの理解が足りない、順番通りに流すだけの授業になりがちで、底堅さのない不安定さが露呈すると、歯止めがかかりません。そうなると、授業者としてミジメなことになります。

パクるなら、それをとことん咀嚼して、消化するエネルギーと実際やったらどうなるだろうという脳内シュミレーションをやっておくことが絶対に必要です。

しかし、その先生は知っています。相談をする相手は、うまくいかないときに指摘する人で、その人と相談したから、多少まずくても根本から否定されることはないってことを。