学校の文化

43)教員採用試験の実際 ~人を雇うって難しい~

こんにちは、雑賀孫市です。
今日は、各都道府県で1年に1回(たまに複数回やるところもあるようですが) 行われる、教員採用試験についてまとめてみました。
教員採用試験は略して教採(きょうさい)と呼ばれたりもしますが、 筆記や面接、模擬授業、実技などによって、採用候補者名簿に載せる人を 決めるための試験です

なんで、「合格!」とかスッキリしないのか。

それは、子供の数に応じて必要な教員の数はあるのだから それだけ採用したいがんだけど、決めきれない事情があるのです。
例えば、必要と思われる数が100人だとして、 まず、退職したての教員の再任用で埋める(例えば30人)。

しかし、少子化でマックス正採用にすると、人員調整しなくちゃならんことが 予想され、人件費もかかるのでそれは避けたいな…。
かといって、講師や非常勤の先生の登録が少なかったら、人員を埋められない…。
そういった台所事情をふまえて、何人名簿に載せるか決めちゃいます。

志望動機は何ですか

【整理します】
・退職者の再任用枠をつくって、埋める。
・少子化で、特別支援以外は必要となる教員の数は減っていくことが予想される。なので、 バンバン採用すると、後に人数が余ったりするからまずい。
・人件費には限りがある。できれば安く済ませたい。
・昔は人気だったが、今はブラックだという噂で採用試験を受けない、名簿登載候補者になっても辞退するといった人がいる。
・講師・非常勤になりたい人が減っている。
・民間企業の採用の状況、悪くない。

近年、たまに聞かれる現場の先生が足りない、というのは、再任用の先生、名簿登載者、講師や非常勤の先生によって、必要数が満たせなかった、ということです。
【教育委員会も対応している】

和歌山県教育委員会HPより 令和3年度教員採用試験について

各都道府県も、図のように採用試験の内容を変更したり、教員の魅力を伝えたりして 人材が学校教育に向くよう努力しています。
が、このような教育委員会人事部の仕事だけでは対応しきれないと思われます。

「なぜ、雇用の選択肢の一つとして教員が敬遠されるようになったのか」 真摯に向き合い、一つひとつ改善していくことが必要だなんだろうなーと思います。

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