学校の文化 担任の先生より

165)特別支援学校で、異動してきたベテラン教員をどう活用するか

こんにちは、雑賀孫市です。
今日は、特別支援学校にかかわらず、学校間の異動でベテランの教員がやってきたらどうするか、について書きたいと思います。

【ベテラン】
ベテランの先生、などとよく言われますが、定義はないようです。
判断基準については曖昧で、年齢や異動だから相応の経験はあるだろう、年次研修を終えている、などで判断されるようです。

例えば、彼(彼女)は何年教員をしていたか分からないけれど、前にいた学校は知的の学校で、

朝の運動では子どもたちと一緒に走っていたのかもしれないし、

走るのではなく一緒に歩いていたのかもしれません。

1つのことを長くやっていれば習熟すると考えられますが、すべてのパターンの児童生徒に対応した訳ではありませんし、すべての校務分掌を経験した訳でもありません。

つまり、経験したものを活用して、新しい勤務地に適応する手がかりをつかむだけで、すぐに溶け込んで動き始められるとは限らないということが言えます。

【ベテランもいろいろ】
〇〇主任など、割り振られた仕事や立場によっても、動きは変わります。

学校で行われる手続きは何で、それはいつなのか予定表や過去資料に目を通し、次々と計画を立てる人もいれば、

周りの様子を見て、それに合わせつつ自分のペースをつかんでいく人もいます。

どんな経験を積んできたか、どんな性格であるかによって、組織内での立ち位置がなんとなく決まっていくように思われます。

マネージメント能力の有無
企画・発信型か、受け身対応型か
主観的か客観的か
こだわりか、順応か
専門か多彩か
教科は何か
学部はどこだったか
感情的か科学的か
適当か緻密か

分かればどんどんできます

【ベテランを活用するには】
学校の仕事は過去の資料を引き出したり、上司に確認したりすることで、それなりに実施できるようになっています。

そこに異動してきたベテランの「よさ」や「経験則」を活用するには、どんなキャリアを積み、どんな価値観をもっているか把握して活躍できる場をつくること、更に何ができるか期待して持ち上げるのが適切なのかなと思います。

「経験があるから何でもできるでしょ」「教科は同じだから大丈夫でしょ」と考えがちのようですが、私はそうは思いません。

学校ごとに文化の違いがあり、求められる基準が異なったりします。
人や場所も違います。
A校で普通にあったものが、B校ではまったくない、ということも少なくありません。

なので、仕事が割り振られたあと、その先生がどう動いているか観察して、それとなく「部会で言っていた〇〇の仕事は、〇学部の〇先生が知っていますよ。」、「〇のときに必要な物品は〇室に置いています。」、などとエンジンがかけられるように声をかけています。

特別支援学校でありがちな仕事が停滞する原因の一つとして、その学校なりの仕事の仕方が共有できていないため、担当となった教員が右往左往することが考えられます。

そのため、ベテランの経験則を活かして仕事がどんどんすすめられるよう、仕事ごとに手続きが分かるフォローチャートなどが有効で、「協力」よりも「相互補完」がうまく機能する組織づくりが今の学校に必要なことかもしれないと思っています。

http://magomago1.org/letslearnmanythingsfirststep202006/
前回は、164)初任(新人)として学校に入ったら。1年かけて学ぶこと」でした。

http://magomago1.org/tellyouaboutschoolhealthroom202006/
次は、「166)当たり前のようにしているけれど、実は大変な保健室の仕事」です。

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