こんにちは、雑賀孫市です。
今日は、児童生徒とかかわるには好奇心が必要だということについて書いてみます。
【学校ではルーティンと、そうでない場面が混在する】
「みなさん、おはようございます。」
ハイタッチなどをして、朝の会が続きます。
始まりを意識し、落ち着いて過ごせるように、いつもの流れです。
自立活動の時間は、先生とボールを投げて、階段のぼりをして、挨拶をして、終わります。
図画工作の時間は、先生のお手本を見て、ちぎり絵をしましょう。
やり方は、前回と同じです。
学校では、ルーティンと、そうでない場面が混在しています。
それぞれの児童生徒の状態に応じて、「できること」、「安全であること」などを大事にしながら、
無理せず、一定範囲におさめるよう配慮しています。
【やってみないと分からない】
「この子は、この道具でお願いします。」
授業のMT(メインティーチャー)がST(サブティーチャー)であるあなたにそう言いました。
あなたは、その場の流れを停滞させず、MTと波風がたたないように、渡された道具を子供に渡しました。
作品は完成し、みんなで発表して終わりました。
あなたは、ふと疑問に思いました。
「あの道具じゃないと、本当にできないのかな…?」
「違う道具だったら、また違う作風のものができたかも」
手の使い方は様々で、手指の使いかたも発達段階があります。
どの段階までできるのか、より高度な手の使いかたに到達できそうかな、そう思うと、気になりませんか?
【興味関心を発揮するのは】
児童生徒には、興味関心をもってと授業をしますが、興味関心や好奇心をもつと良いのは先生も同じです。
何ができるか、続ければできるか、どこまでできるか…。
ルーティンによって場を安定させ、繰り返しの学習をしながら、
試行錯誤することで生活や学習に広がりがでてきます。
個別の時間や、下校時間の前など、時間をつくって試してみて、
可能性を感じたら、とにかくできるかやってみましょう。
http://magomago1.org/veryfunisnotgoodonyourrecord202005/
前回、「127)個別の指導計画に「楽しむことができました」とは書けない。について書きました。
http://magomago1.org/schoolbusspecialeducation202005/
次は、「129)特別支援学校のスクールバス添乗員のお仕事について」書いてみました。あれも大変な仕事です。