こんにちは、雑賀孫市です。
今日は、教員の異動が新聞に掲載されることについて書いてみます。
年度末になると、誰が、どの学校に異動したか地方紙に掲載されます。 順番は校長から教諭まで並び 校種は高等学校から中学校、小学校、特別支援学校、中等教育学校の順あたりでしょうか。 ちなみに、新規採用(初任)の先生は自治体によって掲載されたり、されなかったりするようです。
【私的、異動を発表することの利点】
・お世話になった先生を思い出す
・離任式に向けての準備に入るための情報
・納税者への情報開示義務を果たす
・適正な人事配置が毎年行われていることを示す機会
・次にどんな人が勤務する学校にくるのか分かる
・一緒に仕事したい人がどこに行ったか分かる
・一緒に仕事したくない人がどこに行ったか分かる
【私的、異動を発表することのデメリット】
・(公務員だけど)プラシバシーにかかわってくる
・ストーカー被害の恐れ
・特定の教員を狙ったいやがらせ
・異動について、様々な憶測を生む
・一緒に仕事したくないと、来る前からガッカリする
【異動を発表することについて】
以前は、すべての教員の異動を開示するといったスタンスでしたが、近年少し様子が変わってきて、 異動先が決まった後に、「新聞などに開示することを許諾するか」確認する自治体がでてきたようです。
なぜだろう?と思ったのですが、上記のようなことについて、実害がでているのだと思います。 実際、勤務する学校に電話凸してくる、過去に担任した生徒がいるために「つながないでください。」 と周りの先生にお願いしているのを見たことがあり、実際にかかってきた電話対応に難渋している様子も見ました。 また、男女にかかわらず、学校の最寄り駅に待ち伏せされるといったことも考えられます。
何でも開示するのも困りますが、かといって何も開示しないのも困ります。
情報を良く使うのも、悪用するのも、結局人次第なところがあり、個人情報にかかわる書類を いくつもかかえる職種の方は多かれ少なかれ、感じていることではないでしょうか。
http://magomago1.org/iwantyoutodesignyourlife202004/
前回は、「98)学校の先生が通勤時間のなかで学べること」でした。
http://magomago1.org/howtoreadyaitemforlearning202004/
次は、「100)特別支援学校の教材づくりについて」です。