【教員の退職】
近年、60歳を退職として、そこから再任用として現場に残る先生が見られるようになりました。
また、非常勤として指導体制をかためたい学年やクラスをフォローしてまわる先生、多くみられるようになりました。
昔は60歳で年金がもらえたのですが、今は65歳です。
空白の期間を埋め、退職金や貯蓄を取り崩さないように、なんとか働けないか考えます。
根拠はないですが、こっそり聞いたところ、現役のときは年収850万円、退職して再任用になったら年収420万円くらい、非常勤になったら年収250万円くらいだそうです。
今、全国的に先生が足りない、定数割れの学級がある、採用試験の倍率が低下していると新聞にでています。学校教育へのニーズが膨張してはちきれないよう、退職した教員も極力現場に残って欲しいとお願いする自治体もでてきています。
ある自治体の教育委員会では、「60歳で退職したら再任用、65歳になったら非常勤、そうして70歳まで何とか頑張って頂けたら。」と退職者説明会でお話していたそうです。
【退職後あれこれ】
退職といっても、定年までに辞める先生もいます。
理由もいろいろありました。
「不動産投資で、教職と同じくらい稼げるようになったから。」
「パソコンを使った提出物や事務仕事が増えた。パソコンができないから辛くてたまらない。」
「保護者対応でストレスがたまって、声が出せなくなった。もう限界です。」
「学校の文化が合わない、途中から他のことがしたくなって準備していました。」
「実家を継ぐので、自治体を変わります。」
「特別支援学校でなく、通常学校で仕事をしたくなり、試験を受け直しました。」
「結婚するので。彼が〇〇県だから、そっちに行きます。」
「教員の仕事が厳しいことが分かりました。私には難しいことが分かりました(新任)。」
「塾や大学の先生を目指します。」
まだありますが、このへんで。
定年まで勤め上げた先生についても、学校に残る・残らない、嘱託で教育関連機関にまわる、といったケースがあります。
学校に残る場合は再任用、非常勤など、多くの人が流れるので、レールに乗るだけですんなり次年度を迎えることができます。
【では、学校教育界からでたらどうするの?】
今回私が注目したのは、求人誌に乗っている壮年、高齢者向けの雇用です。
ありがちなのが、警備員、清掃、運転手、です。
あと、介護の仕事も比較的求人数が多そうです。
ハローワークも昔はどんな人を求めているか、求人票をみて分かったのですが、今は男女差別、年齢差別などがないようにと、記載されていないことが多くなったので、かえって応募しにくくなったと思います。
【建設資格】
建設系の資格は、「コマツ」のホームページに講習の日程がでていました。
それをとったから仕事ができるか?と言えば、何とも言えませんが
「玉掛け技能講習」、「小型移動式クレーン運転技能講習」、「ガス溶接技能講習」など様々です。
ちなみに、私はフォークリフト運転技能講習を受けていますので、倉庫管理や物流関係のアルバイトに潜り込めるよう仕込み済みです。
【運送関係】
①普通自動車:車両総重量3.5t未満、最大積載量2t未満
②準中型自動車:車両総重量3.5t以上7.5t未満、最大積載量2t以上4.5t未満
③中型自動車:車両総重量7.5t以上11t未満、最大積載量4.5t以上6.5t未満
④大型自動車:車両総重量11t以上、最大積載量6.5t以上
すごいテクだと、よく工事現場で見かける車両を見て思うのですが、私は2t車で町中を配達してまわった程度。普通の人がやろうと思うなら、2~4tくらいで止めておいたほうがと思います。
あの運転技術、ナメたらいけません。
【警備関係】
実は警備の仕事をするには警備業法という法律に則って、新任教育を30時間以上、現任教育を8時間(半期毎)以上受けることが義務づけられています。
①1号業務(施設警備業務):事務所、住宅、興行場、駐車場、遊園地など
②2号業務(交通誘導・雑踏警備業務):人や車両の雑踏する場所、通行に危険のある場所
③3号業務(運搬警備業務):現金、貴金属、美術品等の運搬の警備
④4号業務(身辺警備業務):人の身体に対する危害の発生を、その身辺において警戒し、防止する。
もう、キムタクかケビンコスナーしか頭に浮かびません。
【あとすること、準備しておくこと】
生活の消費レベルを下げ、ほどほど仕事していれば老後破綻まではないと思います。
退職までにすることと言えば…資格を取りにいくとか、NISAをするとか、iDeCoをするとか、小金稼ぎなら副業や兼業にあたらない範囲で探せばいくらでもあります。
しかし、一番、備えておかなければならないもの、それは…「あなた自身の浪費癖かもしれない!」
https://magomago1.org/212letsshareyourgoodideas202009/
前回は、「212)元専門家(OT)の努力が周りの先生にどんな影響を与えているか」でした。
https://magomago1.org/214itisdifficulttoeat202009/
次回は、「214)摂食指導には、探求心と線引きが大事です。」ということで、学校での摂食指導について書きました。