学校の文化 OT・PT・ST

214)摂食指導には、探求心と線引きが大事です。びいどろ長岡さんからの助言を受けて

先日、ネットを使ってお口の指導をやっている長岡さんから、「そうだよなー」ということを聞いたので御紹介します。

【私からの質問】
「食べたい気持ちが強くて、舌がでてきて仕方ない子供の摂食指導について」でした。
以前にブログで書いたかもしれませんが、初めて学校に入り、初めて摂食指導をしてくださいと担当することになった子どものことなんです。

そりゃ、どうしたらいいか分かりませんでしたよ。
お口に食べ物を少しずつ入れてみよう…としたら、舌で押し返されちゃうんですもん。
それを思い出して、今ならどう対応してたかな…と思いながら聞いてみました。

どうしたものかと悩みました

【長岡さんのこたえ(まとめ)】
・脳性麻痺の子どもによくある。
・筋肉のコントロールができないから舌がでる。
・対応として、落ち着くのを待つか、スプーンで少しおさえてコントロール。
・割れない、過敏が起きない、大きさを考慮したスプーン選びが必要。
・舌を出して、食べ物を食べる癖がつくと、大人になると食べられなくなることがある。なので、舌を出さずに食べる機会を増やす。

うまく要点が伝わったかな?

【なんで舌突出して食べるとダメなの?】
このアドバイスに対して、補足説明できることはないかなーと調べてみました。
ありそうで、なかなか頃いい情報はなかったですが、舌突出を伴う摂食は「乳児(様)嚥下」と呼ばれ、上の歯を押し出す、誤嚥(食べ物が気管にはいる)につながる、などを引き起こす、とのこと。

【どうしたらいいの?】
まず、どう食べているのかよりも、食べている環境から見直す必要があると思います。
みんなで楽しく食べようねー、という雰囲気が日常的になっているから、ワクワクが高まって舌突出を助長しているのかもしれません。
または、学習するにはいいけれど、食べるにはしんどい姿勢なのかもしれません。

食べる指導も、よさそうなのですが、本人に合っていないのかもしれません。

場に応じた環境(人・物・空間)

学校は与えられた枠の中で、共通理解ができたルールのうえで仕事が進みます。
しかし、専門性を追求する場合は、はじめから順に、状態を分析し、必要な手だてをチョイスして、支援者が日常的に自信をもってできることが望ましいと考えます。

正常な摂食を求める、または実態と乖離したままのルーティンワークは教員にとっても、子どもにとっても大きな負担になります。
そのようなことからも、「びいどろ」のように、ネットであろうとなかろうと、客観的な目で、妥当性のある手だてを求めていく助言・指導・支援が必要ではと思いました。

http://magomago1.org/213whatdoyoudoafterendofteacherslife202009/
先回は、「213)教員退職後の気になるお仕事」でした。私のように、老後に悩む方は是非ご覧ください。

https://magomago1.org/215whyherefusetogotoschool202009/
次回は、「215)特別支援学校での不登校」です。環境に合わない。環境が変わったのか、自分の価値観が周りと違うのか…?

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