担任の先生より

323)教員免許更新制度について

基本、私は免許などをとったら、それをいかに使うかに集中したいので、更新にかかるお金や手続きがかかるものは極力とらないようにしています。

以前は、教員免許は取得したらずっと使えるものでした。
ですが、教員免許更新制度ができて、更新しないと失効することになりました。

【ざっくり教員免許更新制度】
この教員免許更新制度は平成21年4月からスタートしたもので、10年に1度教員免許を更新します。

前後に講習を受ける期間の幅があり、その間に申請までを済ませてください、となっています。
該当者は生年月日(いつからいつまで生まれ)ごとに分けられ、この区分に該当する人は、いつに講習を受けて申請してね、と決められています。

【更新する人、しない人】
そうしないと、人ごとに免許をとった年が違うので、管理しきれないということもあるのでしょう。

現職の人や、教育事情をよく把握していないと、自分がいつに失効するかマークしておらず、いつの間にか失効していた、という人もいると思います。

教員になりたい人がわんさといた時は、「これが教員になりたいかどうか、という通過儀礼だ」みたいな上から目線だったと思うのですが、だんだん教員という仕事はどうなんだ?という現実主義的なドライ世代から敬遠されるようになってきて、その態度は少しずつ変化してきているようです。

【どこでとるか】
文部科学省のHPにでていますが、地域の大学や通信大学で所定の単位をとり、申請してから、教員免許の更新しましたよという紙が送られてきます。

これを勤務する学校に提出して完了です。

【更新は必要か】
現場の教員サイドから見ると、まったく無駄とは言わないまでも、更新するために3万円前後の自腹を切り、年休や余暇を使わないと継続できないものを仕事上必要だと課すことに違和感があります。

https://magomago1.org/322howmuchcanyougetinyourlife202012/
先回は「322)日本人の給料大全を見て」でした。教員や理学療法士などの月給と年収の単純比較をしてみました。

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次回は「324)特別支援学校教員のコミュニケーションスタイル」です。