こんにちは、雑賀孫市です。
今回は、大学に通ったり、通信大学のレポートを書いたり、認定講習を受講したり、
そんなことをしなくても教員免許が取れます!という教員資格認定試験について紹介します。
【教員資格認定試験の概要】
この認定試験の趣旨は、下の図の通りです。
ここでは、小学校教員免許状2種や、自立活動1種教員免許状がとれる試験を実施しています。 ちなみに、私は自立活動1種の肢体不自由と言語障害の2つをとりました。 特にこれが役立つ!ということはありませんが、勉強することで得たものはあったと思います。 現役の教員の方も、力試し的に受験されることがあるみたいですよ!
いつの間にか、独立行政法人になってました。
ここでは、自立活動の教員免許を中心にお話をすすめます。
【試験の特徴】
この試験では、所有している資格によって、免除科目がでることが大きかったです。 例えば、OT・PTがあれば、肢体不自由の試験で免除がでますし、 教員免許があれば、教職系の試験で免除がでます。 なので、「〇〇の試験免除の方について、試験科目はこれで以上となります。お疲れ様でした。」などと言われ、多くの受験者を残して退室、ということがありました。
【試験内容、過去問】
認定試験のホームページにめっちゃのってます。
ちなみに場所は…2019年度も変わらず筑波大学東京キャンパス文京校舎ですね。 東京都文京区大塚3-29-1 東京駅から、東京メトロ丸ノ内線・池袋行きにのって6駅目(12分程度)の 茗荷谷(みょうがだに)駅の北側に出て、徒歩約3分のところにあります。
【本試験について(私見)】
この試験は、「開かれた学校づくり」や「教員の専門性の向上」のために作られ、活用されたと思います。
当初はあまりメジャーではなく、私もいろいろ調べているうちに引っかかってきたので知った、程度のものでした。
この試験で合格した人は、続いて採用試験を受けて、結構合格していたなーという印象があります。
当時、覚えている自治体で、東京、大阪、香川、和歌山、三重、などの都道府県で採用枠がありました。 今はどうかというと、一度全国の教員採用試験を軒並みクリックして見たことがあるのですが、採用枠を作っている自治体は10未満、加点の配慮が2つくらい、採用枠はいずれも「若干名」でした。
この縮小傾向は何だろう?と思っていましたが、おそらく、外部専門家のほうがローコストで、導入実績はそれでも作れると判断されたから、だと思います。
同じ障害種別の試験は2年に1回、認定試験の合格率は10%前後、教員採用試験は地域が限定的で枠が少ない、ということで、この試験一本に人生をかけるのは、ちょっとリスクが高いかな…という気がします。
https://magomago1.org/checkstockholderimformation/
前回のブログは、「30)株主優待だけでない、オマケを見逃すな!」でした。
https://magomago1.org/teachercan1on1education2020-02/
次のブログは「32)学校はあくまで集団で学ぶ場で、個別指導の時間はないと言えるのか?」です。
集団と個別の指導をうまく使い分けたいですね。