学校の文化

108)学校に勤めていて、専科を変えたいと思ったとき

こんにちは、雑賀孫市です。
今日は、学校の先生にある「任用がえ」についてお話したいと思います。

【任用がえとは】
例)小学校に採用された先生が、中学校や高等学校などに変更すること。
例)小学校⇒中学校、中学校⇒高等学校、国語科⇒理科、など。

【任用がえに至るまで】
これは都道府県全部でやっているのか分からないのですが、 例えば、教員採用試験で「通常学校 小学校全科」に合格したとします。 あなたは小学校の先生になりました。

毎日、児童や保護者対応、授業など、忙しく過ごしていましたが ある日、「中学校で理科の授業がしたくてたまらない!」と思いました。

あなたは、隣接校種の教員免許をとるために単位をとり、理科の教員免許を取得していたのです。

私、理科が好きなの

そこで、同じ市町村立なので、近隣の中学校に行けないか調べてみたのですが、 「え?空きないみたいだよ」 「あんたは、小学校で採用されたんだし、人足らないからワガママ言わないでよ」 どうも反応がよろしくないようです。

異動の可能性が薄いと分かったあなたは、悶々としながら新年度を迎えました。 そこへ、職場で「適性選考」なる案内が配られました。 「なんだろう、これは?」

何でも聞いてくださいな

これが「任用がえ」です。 毎年行われている公立学校教員採用試験にくっついて、現職の教諭が任用を変えるための試験が行われているそうです。
ただ、誰でも可という訳でなくて、経験年数が一定以上必要で、任用変えを希望する教員免許を取得(見込み含む)していることが必要になります。 ウワサでは、一度それで採用されたのだから合格は難しい、とのことです。 気になった方は、所属する教育委員会のHPなどで検索をかけてみたらどうでしょう。

http://magomago1.org/schoolmovedbycorona202004/
前回は、「107)コロナウィルス対策から、学校とは何か考えました。」

http://magomago1.org/checkoutstudentschairanddesk202004/
次は、「109)児童生徒の成長対応について①(机と椅子)」です。