医師・介護・看護

65)介護福祉士実務者研修(介護過程Ⅲ)は考えることが多いです

こんにちは、雑賀孫市です。
今日は、介護福祉士実務者研修(介護過程Ⅲ)で感じたことについて書いてみます。
実務者研修は、以前あったホームヘルパー1級にあたるもの
で、 医療的ケアや介護過程を中心にグレードアップしたものになっています。 養成校によって異なるかもしれませんが、私が受けたものは 2人(男性、女性)の事例について、課題分析と短期目標の設定、援助内容と方法を設定するもので、 リハビリテーションの初期評価に近いかなと感じました。

【授業の流れ】
①ICFにあてはめる
事例に関する情報を、ICFの表にあてはめる作業からスタートしました。 ICFについては、おそらく初任者研修(以前のホームヘルパー2級)でもやったので、 詳しい説明は割愛して、とにかく埋めることに没頭しました。 心身の機能構造、活動、参加のどこに入るか、じっくり学んで考えた経験がある人は ボツボツできますが、初めての人にとっては大変だろうと思います。 やってみて、とにかく見えているものの原因や、見えているものが社会参加を考えるとき、どのような影響をもたらすのか考えることに価値があると感じました。

ICF

②情報の分析、解釈、統合化
予後予測(体と心について)を行います。このままだと機能低下や動作ができなくなる、しかし、「どうすれば〇〇できる」のかについて考えます。 Aさんのケアプランの意味を理解する課題だと思いました。 そのため、「Aさんについて書いたICFの図から考えると、そのケアプランよりも、こっちの方が大事だよねと。」といった考えはナシです。あくまでケアプランで挙げられたニーズと短期目標に則ったもので、そこから逸脱しないことが重要視されていました。

例:「Aさんに合ったコミュニケーションができれば、人とかかわろうとする意欲が高まる。」

③課題を挙げる
〇〇できるためには、どんな支援をすることが必要か考えます。

例:「Aさんが人とかかわる意欲を高めるには、まず施設内の援助者とかかわる機会をもち、援助者が積極的に語りかける必要がある。」

ねらいがあれば、自信もってできる

④短期目標
主語はAさんで、ケアプランに沿った目標で、数週間~3か月程度で達成できるもの

例:「Aさんが、施設内の援助者と楽しく話ができる。」
例:「Bさんが、下肢の筋力トレーニングをする。」などです。

②~⑤の関係が混同してきたことと、短期目標の主語が対象者に切り替わったのに、再び援助者の視点に戻ったこと、などの理由で、何人かの受講生さんは書き方が分からなくなってしまったようでした。

こりゃ、難しいぞ。

⑤観察の視点
実際に考えた援助内容と方法をやってみる、やってみて気づいたことを記録する。

【追記】
リハビリテーション技士の対象者の状態を広い視野で捉え、評価をもとに立てた目標を達成するために、どんなアプローチをするか考えるというプロセスと異なっていました。
実務者研修で求められることは、まず何にアプローチするかはケアプランで決まっている。必要なことは、まず対象者の情報を把握して、根拠や妥当性のある支援を考えることではないかと思いました。 そのため、できることは何でもやってあげたいという人には、ちょっと窮屈に感じるかもしれないです。

http://magomago1.org/trainingaboutcare202003/
前回のブログは、「64)介護福祉士実務者研修(医療的ケア)」でした。

http://magomago1.org/howtomakeyearsprogram202003/
次は、「66)元作業療法士の担任より 専門的な個別指導計画のつくりかた」になります。

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