学校の文化 担任の先生より

182)教員によって指導の優先順位が違うという話

こんにちは、雑賀孫市です。
今日は、子どもの指導に「完全なものはない」、「人によって優先順位が違う」という点について書いてみます。

これは、ありがちな議論のネタを列挙することで、気づける・考えられるものなので、早速出していきます。

【賛否両論がでるネタ】
①体罰は絶対にダメか
②校則は必要か
③学校に行くべきか
④トイレに行くときはハンカチをもっていくべきか
⑤ズボンとパンツをおろして立ち小便をするのは、指導上良くないか

いや、①から③はいろんな方が激論を交わしてきたテーマです。

本論では、さっさと④と⑤に行きたいので、そっちに行きます。

【トイレに行くときはハンカチをもっていくべきか】
これ、私がいた学級であったのですが、知的のクラスにベテランの講師の先生がきていて、
「トイレに行くときは、各自ハンカチをもっていきなさい!」
これは、一般的には正しい指導で、手を洗った後に雫をポタポタさせながら廊下を歩かないように、ということです。

私は、これに対して反対で、「教室に戻り、各自のカゴにあるハンカチで手をふく」という指導を主張しました。

その理由は二つあって

・トイレで活動が完結すると、教室に戻る行動につながりにくい。トイレは教室の中にあるハンカチにたどりつくことで完結する。⇒隙間がなく、次の活動にうつりやすい。

・ハンカチを自分のポケットなどに入れる自己管理ができない。紛失しないよう物品管理が必要になる。

ということで、担任として方針を出させて頂きました。

多様な支援者がいて、集団の中で生活していて、日中ずっと一緒に生活する時間軸を考えると、安定して、継続できることを優先したほうがと思っています。

それ、大のほうだって…

【ズボンとパンツをおろして立ち小便をするのは、指導上良くないか】
社会通念上、小便器の前に立って、膝まですべてをおろしてしまうのはドン引きする行為です。
できれば、社会の窓を少しあけて、うまくやってくれないかと思うのですが…。

このズボンおろしを嘆くのは、私の見ている範囲では女性の教員が多いです。
立ち小便にはロマン…いや、この動作には視覚、注意、感覚、関節可動域、姿勢反応、長さなど、多様な条件が揃ってこそできる行為なのです。

指導計画にあげるなら、「ちゃんとして」と声をかけ続けるのではなく、何が原因でできないか、きちんと検証したほうがと思います。(これ、セクハラじゃないですよね)

ということで、今回は立ち…ではなく、教員によって指導の方法が違うこと、提案した指導方法がぶつかったときの葛藤、周囲の支援者の困惑、このあたりを感じて頂ければと思います。

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